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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

不妊治療、生理不順の解消で、あきらめないで勝利をつかむ!2011年5月の症例

2015年10月8日

 

 

不妊治療、生理不順の解消で、あきらめないで勝利をつかむ!2011年5月の症例

38歳の女性、右手首の痛みと生理不順で、5年前にリウマチとなる。今は右手首に腫脹と痛みが残っている。生理が遅れがちで年に数回。偏頭痛。頻尿。現在、不妊治療中とのことでした。
体の状態は、脉状は、沈んでいて弱い。腹部は臍周りが硬い。右ナソ部に生ごむよう所見。右手首の腫脹と熱感。手足の火照り。 皮膚はつやあるがやや感想気味。 手首の痛み/生理不順/頻尿/偏頭痛などがありました。リウマチ・不妊症と診断しました。
遠方から来られる方でしたが、とてもまじめな方で、確実に通院してくれました。
治療は、3回目まで肝虚脾実証で行い、手首の温灸と、三陰交に温灸を行いました。生理が恥じた時は、円皮鍼も添付しました。証を腎虚に替え、生理を整えるため、水泉にお灸を用いました。8回目あたりから、三日に一度の通院を、1週間に一度としました。
開始13回目で、2回目の生理が順調にあり、リウマチの痛みも落ち着いてきました。年末まで、1週間に一度のペースで通院していただき、生理不順、リウマチの症状は改善されましたので、年明けからは2週間に一度の通院にしてもらい、不妊治療として、照海、列欠の奇経灸などを用いてつづけました。
病院のほうでは、タイミング治療を続けていましたが、残念ながら鍼治療をしていても、自然妊娠には至りませんでしたので、2013年3月より排卵誘発剤を使用し始め、人工授精を、試みることになりました。
人工授精の前に、鍼に来ていただき、着床しやすい環境つくりをしました。翌年、一度妊娠しましたが、途中で流産してしまいました。それからは、体外受精で、卵を子宮に戻す前後にも治療を行っていきました。
私も患者さんも口には出しませんでしたが、おそらく「もう無理だ」と思っていました。しかし、患者さん本人が「どうしても赤ちゃんが欲しい」という厚い思いがあったのでしょう。鍼もあきらめることなく、私を信じて通ってくださいました。
2015年に無事妊娠されました。

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