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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

  子供の時から手足が冷たく、上せていました!2009年10月の症例

2013年12月26日

  子供の時から手足が冷たく、上せていました!2009年10月の症例

最近、男性でも体が冷えていたり、上せている人が多くなってきました。私のかってなイメージかもしれませんが、冷え性、肩こりなどというのは、女性の専売特許であったように思うのですが、全くそんなことはなくなったようです。
30歳の男性で、子供のころから足が冷え、上せやすく体は、上半身が熱く手足が冷たくやや湿っている。特に右側のほうが暑い感じ。 目覚めやすい/立ちくらみ/手足の冷え/上せ/冷性でした。
症状からいっても完全に上せていて、手足の血流も気の流れも悪くなって起こっているアンバランスな状態と考えられます。
腹部は、硬くて肺の診どころ虚、脉は浮いていて、速く、強い。(陰虚内熱)を表していました。
冷えを改善させることで、目覚めやすい、立ちくらみ、顔が火照るなどの症状は取れるものと考えられます。
肺虚肝実証で行い、陥谷・合谷の奇経灸を行いました。上せを引き起こさせないために合水穴を使用したりして治療を続けました。
本証は脾虚、肺虚などが中心で、陥谷・合谷や、合水穴などを使って治療を続けていきました。
4回目の治療で、脉の速さがすこしゆっくりとなり、足が温まってきました。
秋から始め、冬に向かっての治療であったが、1週間に1回の割合で治療を継続したところ、今までの冬よりも顔が上せなくなり、手足の冷えも楽になってきたとのことでした。
10回行った段階でほとんど良くなりましたが、春まで経過観察のため、治療を続けてもらい、上せは出てこなくなっていましたので、治療改善としました。
感想としては、体を温める作用がうまく働いていない状態を、お灸をすることで、改善させられ、バランスが正常に保たれるようになったことが、上せを直せた理由であると思われます。

逆上せ・冷え性, 鍼灸ブログ | コメント (0)

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