現在のページ位置

新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

自傷行動、感情コントロールがうまくいかずいらいら治まり正常となる!2010年12月の症例

2015年1月9日

自傷行動、感情コントロールがうまくいかずいらいら治まり正常となる!2010年12月の症例

怒りっぽく、いらいらすると自分の髪を引っ張ったり頭を壁に打ち付けるなどの自傷行為があるとのことで来院された10歳の男の子です。

脉は浮いていて弱く、上腹部に湿疹、喘息用症状もありました。

体の状態としては、乾燥肌上腹部に失神。いらいら自傷行為。それを友達に見られるのが嫌である。思い通りにならないといらだつ。

以上のことから、自傷行為症と判断しました。

肺虚肝実証で行い、左肝兪

右脾兪に温灸、気海に銀粒を添付しました。

銀粒を腰部に替えたり、右内関、足三里に温灸を換えたりしながら治療を続けた結果、

4回目のあたりから症状が出なくなり、8回で自傷行動が亡くなりました。

子供の病気, 鍼灸ブログ | コメント (0)

小さい時から神経質で食べられないのに太りたくなく!2010年11月の症例

2015年1月6日

小さい時から神経質で食べられないのに太りたくなく!2010年11月の症例

小学4年生の時に摂食障害で入院してそれからお腹がすかなくて食べると太るのが不安で心配になる13歳の女の子です。

体の状態は、皮膚は滑らか。足の冷たさと冷え。食べたくない・太るのが心配・鼻が詰まる・便秘・胃がつかえるなどがありました。脉は浮いていて弱い状態。以上のことから摂食障害と判断しました。

治療は腎虚証で行い、中脘裏内庭などに温灸を行いました。

三日に一度の通院で中脘に銀粒を添付するなど行いました。

証は脾虚肝虚などに替えて行い、わりとたべられるようになりました

雪などでキャンセルとなり途中で中断となってしまいましたが、2年後不眠症で再来院されました。

子供の病気, 鍼灸ブログ | コメント (0)

チック症状、順調に言っていた者が、戻ってしまって治せずに!2010年5月の症例

2014年6月14日

チック症状、順調に言っていた者が、戻ってしまって治せずに!2010年5月の症例

子供のチック症状、頸振り、音声チックがあり、、音声チックがあり、同じ言葉を繰り返すとのことで来られました。

2年前から、運動チック、音声チックが出るようになり、ほぼ毎日出る様子でした。気管支ぜんそくの既往があり、せなかはややざらついている。手足は暖かく、汗ばんでもいないので、交感神経過緊張状態ではないと思われました。

脉は、浮いていて、臍周りが硬い感じでした。

1回目は肝虚脾実証で行い、鍉鍼円鍼を用いて行いました。左肝兪、命門に温灸。

3回目まで同じ証を続けたが、あまり変化がないので、脾虚証に替えたところ、少しずつ音声チックが少なくなってきました。

1週間に2回通院してもらい、症状が落ち着いてきましたので、3か月目からは賞を1週間に1度の通院にしました。

秋になってからアレルギー性鼻炎が出て、11月ごろから落ち着いていた、チック症状が出てきました。治療をすると落ち着いたりもしましたが、頸振り症状は取れず、春になって新しい学校に代わってから、又最初のような状態に戻っていきました。

背中に銀粒を添付したり、心包経や胃経を使ったりして工夫しましたが、

チック症状は改善してきませんでしたので、1年2か月で治療が中断となってしまいました。

治療半年は上手くいったのですが、結果的には治すことが出来なくて、私もとても残念でした。

子供の病気, 鍼灸ブログ | コメント (0)

 咳・便通時の出血・鼻血、皮膚の湿疹など、小さいころから治療をすれば、体質が変わります!2009年11月の症例

2014年1月21日

 咳・便通時の出血・鼻血、皮膚の湿疹など、小さいころから治療をすれば、体質が変わります!2009年11月の症例
  咳、咳払い、最近喉が痞え、胸、背中、肘、膝裏などの湿疹、ダニ・ハウスダストなどのアレルギーがあってこられた、小学1年生の男性です。
食べる、牛乳をおおくのむなどの嗜好がありました。
皮膚はかさつき、やや冷たい、腹部は臍周りが硬く冷たい、脉は、浮いていて弱い。
そのほか、便通時の出血、鼻をほじる、鼻血などがありました。
治療は、脾・肝相剋で、?鍼、延伸を用いて行い、左右曲池に温灸を行いました。
1週間に2回の通院をしてもらい、甘いものを控えてもらいました。
証は、肺、脾、肝、腎など適宜変えて行いました。鼻血や便通時の出血があるときは、孔最にお灸を行いました。
鼻血や便通時の出血は、治療3か月くらいの段階で治まってきました。痒みは良くなったり、やや広がったりしましたが、顔のあたりが一番取れにくい状態でした。
4か月まで週に2回の通院を続けてもらい、5か月目から週に一度の通院に替えてもらいました。春になってくると、湿疹はだいぶなくなり、皮膚はきれいになりましたが、夜になるとかゆくなってかいているとのことでした。
夏になるとまた便通時の出血が出てきました。顔のかさつき、膝裏の湿疹、咳、鼻水などは、そのつど症状が出たり、亡くなったりを繰り返しました。
2011年12月まで週に一度で治療を続けてもらい、翌年からは月に2回の治療を続けてもらいました。
ほとんど痒み、湿疹、便通時の出血、鼻血などはなくなってきましたので、改善として治療終了としました。
感想としては、アレルギー性の皮膚炎は、なかなかよくなったと思ったらまた出たり、直ぐ熱を出すなど、呼吸器系も弱いようで、治療をしていても良い状態が長続きしませんでしたが、
体質改善を、親御さんとしては、望まれていましたので、長く続けていただき、1年生から4年生までやく3年2か月治療することが出来ました。
悪くなると皮膚科や耳鼻科をよく受信していましたが、ほとんど行かなくてよくなってきたとのことで、鍼で体質改善が出来たものと考えます。

アレルギー性鼻炎, 子供の病気, 鍼灸ブログ | コメント (0)

 行きたい、でもいけない、子供の心配、あしたげんきに!2009年11月の症例

2014年1月16日

 行きたい、でもいけない、子供の心配、あしたげんきに!2009年11月の症例

夏休み前までは、普通に学校に行っていたのだが、2学期が始まったやさき、9月十日より、学校に行けなくなって、母親から離れられなくなる、くらくらする感じ、腹痛、吐き気、過食などの症状があって、11月に来院されました。
来られた時はなかなか車から降りられなくて、しぶしぶ治療室に入ってくるような感じでした。特に、ほんにんとしては、学校でなにかあったとか、いじめられているような感じはないとのことでしたが、
朝起きて学校に行こうとすると、腹痛と吐き気、頭がくらくらするような感じが出ていけなくなるとのことでした。
皮膚は冷たく腹部は下腹部がつやなく冷たい、脉は、浮いていて硬い。
治療は?鍼、円鍼を用いて、肝虚脾実証で行い、腹部に温灸を行いました。
学校にいけていないということで、時間はたくさんあるので、1日おきにしばらく治療をしてもらうことにしました。
2回目に来られた時は、治療後下痢になったといわれましたので、脾経の瀉法は行いませんでした。
本証は肝虚で、脾経はそのつど直接使ったり使わなかったりの治療で、背中に温灸、足裏におんきゅうなど適宜行いました。
9回目から本証を脾に替えて行いました。
治療3週間くらいから少し外へ出かけられるようになり、4週間ころより友達と遊べるようになる。腹痛や便秘、母親が家を留守にすると不安などの症状はありましたが、回数がかなり減ってきていました。証は肝・脾を中心に行いました。
治療5週間目から、放課後学校に行ってくるようになる。腹痛はかなり収まり、年末年始は調子が良くなってくる。1月の末ころには、1日学校に行ってこれる日が出てくるようになる。
2月からは、朝から学校へ行くようになる。症状はほとんどなくなってきて、治療40回目まで、1週間に2回の通院であったが、1週間に一度の通院に切り替える。
4月の新学期からは毎日朝から学校に行くようになったが、途中で具合の悪くなる時などは、無理しないで帰ってくるようにしてもらう。5月の連休までは、週に一度くらいしか学校を休むことはなかったが、連休明けに体調を崩したり、体育祭などの練習などがあったりで、心配が増幅してしまったのか徐々に休む回数が多くなってきた。
6月の臨海学校には出かけてこられたが、、それからまた学校にいけない日が多くなってしまう。しかし、学校はいけるときにはいってもらう感じで、続けてもらう。夏休みになって、習い事の新体操が嫌になってきて、休むことが多くなる。
2学期になってから、なかなか学校にいけず、学校の前まで行って戻ってくることもあるようになり、治療開始時の状態に戻ってしまった。
10月になってまた放課後だけ学校に行くようになる。咳をするようになり、それが1か月ほど取れなくなる。
証は肺本証に替えたり、背中などに銀粒を添付するなど行いました。
年が明けて3学期になってから、学校に行くようになってきました。
朝はなかなかいけないので、3時間目の授業からとか、2時間目の授業から行くようになる。
2月の第2週目より朝から学校へ行けるようになる。春休みを挟んで、新学期になってからも、毎日学校へ行けるようになる。
連休明けも、今年の臨海学校が終わってからも、学校に行けなくなるようなことは、全くなくなり、夏の陸上の大会のリレーの選手にも選ばれるほど、元気になってくれました。
鍼治療を始めて1年5か月で、投稿困難は、解消することが出来ました。
それからも、初めて2週間に一度くらいのペースで来院してもらい、次の年の夏まで治療を行いました。
感想としては、ご紹介があってこられたということもありますが、親御さんの熱意もあり、私の指示どおりに通院してくれました。最初の5週間くらいまでは、1日おき、40回までは、週に2回、それからは1週間に1回と、必ず開けることなく通院してくれました。
治療5か月で本人の意欲もあって、学校に行くようになりましたが、症状が治まっていても、精神的には、健康を取り戻せていなくて、体育祭や臨海学校などみんなで行う行事を無理して行った結果、
又登校困難になってしまいましたが、それでも全く学校に足を向けないということはなくなっていました。「行こう」という気持ちが、大切であると思いました。
最初の年もそうでしたが、わりと年末年始になると調子が良くなり、冬のほうが気持ちが落ち着いて、新学期で頑張ろうという気持ちになっていたように思います。
現代は大人ばかりでなく、子供もストレスにさらされていて、過度の緊張が心配、不安を引き起こし、そのことで、体調を崩して、「行きたいけど、いけない」という、困難な状態を引き起こしているものと考えられます。
体調を整え、症状がなくなってくれば、後は精神も付いてくるものです。

子供の病気, 鍼灸ブログ | コメント (0)