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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

  昼の疲れ 夜まで疲れる 精力減退 慢性疲労症候群! 2009年8月の症例

2013年12月3日

  昼の疲れ 夜まで疲れる 精力減退 慢性疲労症候群! 2009年8月の症例
39歳の男性、疲れが取れず、肩こり、頸の痛み、目の疲れ、精力減退(インポテンツ)などの症状が合って来院されました。
体は大柄、体全体は暖かく、健康状態は良好と見えますが、疲れが取れにくく、頸肩が張っていました。第3第4頸椎が後弯していました。
腹診は、臍周りが硬く、脉診は、沈んでいて強い。
好転の元気を高めて、疲れにくくすること、体を出来るだけ冷えさせないことを、目標に治療しました。
脾・肝相剋調整で行い、インポテンツに対して、仙骨部に温灸を行いました。
同じ治療で、もう一度行った結果、インポテンツは改善されました。
再来院されたころからは、頸の前側にこり感を強く訴えていましたので、脾を本証で、5回程度続けて行い、ほとんど肩こりの自覚症状は取れていきました。
以来、継続治療を行いましたが、途中膝の痛みが出たりしましたが、あまり体は疲れにくくなったとのことで、改善させることが出来ました。
感相としては、この患者さんのように、「陽気不足」の人は、疲労であっても精神的なもの、仕事の疲れによって引き起こされている疲労感であり、体を温めること、暴飲暴食は避けること、睡眠を十分とることなどで、改善していきます。
インポテンツも一時的なものであると考えられますので、男性・女性ともに勢力減退、性欲が起きないなどは、あまり深刻に考えないで、少し心に余裕を持たせるようにすれば、問題ないと思われます。

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頭痛 肩こり 不眠 痒み2009年7月の症例

2013年11月25日

頭痛 肩こり 不眠 痒み2009年7月の症例
2009年7月に子供を連れてきたいと言って、先にはりを体験したいと思って来院された34歳の女性。
その日は1週間くらい前から喉が痛く、咳と鼻水が出る、頭痛もあるとのことで、そのほかの症状としては、肩こり、眠れない、喉が渇く、手足が冷える、触った感じは手足が熱い(陰虚内熱)蕁麻疹ができやすいなどの症状があった。
普段はこめかみ部が痛むような感じで肩こりが強い。
腹診では、下腹部が冷たく、脉診では、沈んでいて、遅く、弱い。
治療は肝虚脾実証で行い、
頭、頸などに鍼。足の浮腫みと眠れるように湿眠穴に温灸、頭痛は治まるが、次の時には眩暈が出ていた。
3回目には腹痛が出てきた。4回目で症状が軽減し、やく1か月くらい治療が空いてしまった。痒みが出てきたということであったので、子供と一緒にはり治療をしてもらった。
5回続いたところで痒みがあまり治まらないで治療が中断となってしまった。
感相としては、最初の頭痛、肩こり、腹痛などは軽減させることができ、眠れるようにもなっていたので、体の状態としては改善傾向であったが、痒みが出たりそれが取れなくて中断となったことは残念である。
患者さんというのは、すればよくなると思っているので、薬にしてもはりにしてもやってよくなってこないと効果が出ていないと思い、中断することが多い。しかし、聞いていないことと、かえって悪くなってきたこととは、全く違うことであるので、強く症状が出ているときは、
回数もかかるし、変化も少ないものである。これ以上悪くならないためにはりをするというくらいの気持ちで続けてもらうと、本人が予想した以上の結果を得られるものである。

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