現在のページ位置

新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

不安神経症【対人恐怖症】の症例

2018年11月21日

不安神経症【対人恐怖症】の症例

不安、日中眠い。やる気が起きない。便秘、対人恐怖。とのことで来られた23歳の女性です。
状態は、体全体が熱い。手足にやや発汗。頸肩の凝り、後頭部が熱い。 日中眠い、便秘、やる気がない、対人恐怖など。 (不安神経症)
脾虚肝の和法の証を立て、便通を整えることと活動的になるための治療を行いました。
後谿・申脈の奇経灸のほか、腹部や胃経に温灸を行いました。
1週間に一度の通院で行い、脾虚や腎虚など証を換えながら継続しました。便秘と眠りすぎることがなかなか改善することが出来ませんでした。社会復帰したいという気持ちが焦りを生んでいて、逃避行動として家に閉じこもったり対人恐怖を訴えたりする状態でした。
結果としては、17回治療を行いましたが、残念ながら治療断念となりました。
カウンセリングがうまくできなくてとても残念でした。

不安神経症, 鍼灸ブログ | コメント (0)

不安神経症の症例

2018年5月12日

不安神経症の症例

2か月ほど前にぎっくり腰を起こしてから、動機や息苦しささがあり、眠れないがあるとのことで来られた36歳の男性です。
脈は、ういていてよわい。
皮膚はなめらか暖かい。ナソ部は後ろ頭から後ろ頸部にかけてキョロ。 動機・息苦しい・肩こり・眠りが浅い・軟便など (不安神経症)と診断しました。
証は腎虚脾実証で行い、
肩、左右大鐘に温灸を行いました。
続けて3回通院してもらい、徐々に眠りが深くなってきました。7回目あたりから後谿・申脈などの奇経灸を用い、10回目くらいより、眠り、動機が良くなってきました。
不安が出ているときは、内関、足三里で不安を取り除く治療をしました。
月に6回程度の継続治療で、39回の治療で完治しました。

不安神経症, 鍼灸ブログ | コメント (0)

パニック障害、現象よりも病名に捕らわれ!2013年9月の症例

2016年1月15日

パニック障害、現象よりも病名に捕らわれ!2013年9月の症例

40歳の女性、車の運転中に不安・動機・頭痛などに襲われる。足の冷え。軟便。不安、動機を最も強く訴えてこられました。
脉は沈んでいて弱い。左右ナソ部にキョロ所見、皮膚はなめらか暖かい、足先が冷たい、車の運転で、不安、動機・眩暈・頭痛などがしばらく続く (パニック障害)と診断しました。
治療は、肺虚肝実証で4回行い、不安、頭痛などは治まってきました。照海、列欠の奇経灸を行いました。
開始2か月で不安、動機、運転中に発作症状を起こすなど亡くなりましたので、以後は2週間に一度の通院で継続治療を行いました。
時々運転中に嫌な気分になり、それが起こると不安でたまらないと言った感じでした。感覚としては、2か月に一度くらいそのような現象があるようでしたが、本人としたら、それでもよくなっているという自覚が持てないようでした。翌年の6月まで治療を行いました。

パニック障害, 不安神経症, 眩暈(めまい), 鍼灸ブログ | コメント (0)

パニック障害、予期不安が頻繁に!2013年8月の症例

2016年1月13日

パニック障害、予期不安が頻繁に!2013年8月の症例

39歳の男性、予期不安で、閉じ込められる漢字になると強くなる、胸苦しい、肩こり、頸の痛み、眩暈、軟便、手の汗など、不安を最も強く訴えてこられました。
脉は浮いていて弱い。皮膚はなめらか暖かい、足の冷え、手の汗、ナソ部は右側にゴム粘土様所見。 不安感、頸の痛み、手の汗、軟便眠りが浅いなど (パニック障害)と診断しました。
治療は、脾虚もしくは腎虚で行い、内関、大鐘などにお灸を行いました。5回目で予期不安の回数と発作時間が少なくなってきました。

パニック障害, 不安神経症, 鍼灸ブログ | コメント (0)

眠れない、不安が払拭出来なくて!2013年1月の症例

2016年1月2日

眠れない、不安が払拭出来なくて!2013年1月の症例

35歳の男性、1年前から左膝下側に痛みがある。夜3時ごろに目覚める。額の痛み、すぐ腹が一杯になる、軟便、不安など左ひざの痛み、不眠を最も強く訴えてこられました。
潰瘍性大腸炎、自律神経失調症の既往がありました。
脉は沈んでいて弱い。皮膚はなめらか足が冷たい。左右ナソ部にキョロ所見。左右膝関節下側が膨れている。 左ひざの痛み、肩こり、不眠、軟便、すぐ腹が一杯になる、不安、動機など(左ひざ関節症、不眠症)と診断しました。
治療は、脾虚肝実証で行い、膝の治療とともに、不眠、不安などの治療のため、外関や足三里などを用いて行いました。4回目まで三日に一度の通院をしてもらい、5回目から1週間に一度の通院にしました。5回目ごろより、主訴の左ひざの痛みは取れ始め、治療開始1か月頃を過ぎてから眠れるようになってきました。以後、1週間に一度の通院を続けてもらい、体調のほうは改善しましたが、不安感が残っていました。少し睡眠時間が少なくなると気にかけている様子でした。

不安神経症, 不眠・睡眠障害, 鍼灸ブログ | コメント (0)