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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ
胃腸障害の症例
2018年10月11日
胃腸障害の症例
3年前から食後特に持たれる。足の冷え。腰痛などがあってこられた、30歳の女性です。
状態は、背中から腰部にかけてキョロ所見あり。 食後胃の持たれ、ひどくなると吐き気がある。 (慢性胃腸障害)
脈は沈んでいて弱く、腎虚脾実証の証を立てました。
主訴の胃のもたれる感じを改善させるとともに、足の冷えが強くありましたので、それを中心に行いました。
1週間に一度の通院で、足の冷えや胃の状態の改善を図る目的で、足三里や胃兪、腹部に温灸など、適宜行いました。
治療開始2か月くらいから体調の不調を訴えなくなり、食後の吐き気などは全くなくなりました。
半年間17回治療を行い終了としました。
過敏性腸症候群、自律神経失調症、調子が良いと満足できずに!2011年8月の症例
2015年10月30日
過敏性腸症候群、自律神経失調症、調子が良いと満足できずに!2011年8月の症例
38歳の女性、すっきりしない便通、不安感3年ほど前から軟便が続き、2ヶ月前から下痢が続いている。すっきりしない便通と胃痛があるとのことで来られました。
体の状態は、脉は沈んでいて遅く、弱い。皮膚は全体的に温かい。やや湿り気味。 すっきりしない便通/軟便/やや尿量が少ない/湿疹/胸苦しい、不安、眠れない、喉が痞える、こみ上げる感じ、鼻水、鼻つまり、眩暈・肩こり・腰痛・せなかのいたみなど多数ありました。過敏性腸症候群、自律神経失調症と診断しました。
治療は、腎虚脾実証で行い、内関と足三里にお灸を行いました。2回目に、便通は良くなり、胃の具合も少し良いとのことでしたが、腰痛が出たとのことで、証を肺虚に替えて治療し、陥谷・合谷の奇経灸を行いました。月に3から4回程度の治療を継続し、その都度その都度の症状で、証や治療なども変わりました。おおむね、肺虚、脾虚が多くなりました。初診時の主訴は改善されてきました。
開始8か月目からは、健康管理のため、月に2回ずつ、現在も治療を続けています。
胃腸障害, 自律神経失調症, 過敏性腸症候群, 鍼灸ブログ | コメント (0)
胃腸障害、アレルギー体質の改善で!2011年4月の症例
2015年10月1日
胃腸障害、アレルギー体質の改善で!2011年4月の症例
34歳の女性、胃腸の痛みで、1年半前から胃腸が痛くて腹部が張る。便秘。アトピーで鼻炎もあるとのことでした。
既往症として、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎がありました。
体の状態は、腹部は、臍周りが冷たく、脉状は、沈んでいて弱い。肌がこそうしている。手足が冷たい。 腹/便秘/鼻水/鼻つまり/顔の湿疹/足の冷え/口が渇く/尿がすくない/胃腸障害、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎と診断しました。
治療は、証は脾虚もしくは肺虚で、奇経灸は、公孫・内関、陥谷・合谷などを、状態におおじて換えて行いました。激痛は少なくなってきましたが、なかなか腹部の痛みは取れてきませんでした。10回目ころより日中の腹痛も少なくなり、18回で治療を終了としました。
既往の、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎ももう少し続けていれば、改善できたと思われて、少し残念です。
慢性腰痛、仕事のストレス、胃がキリキリで、下痢も始まり!2010年10月の症例
2014年10月10日
慢性腰痛、仕事のストレス、胃がキリキリで、下痢も始まり!2010年10月の症例
1年前に交通事故で追突され、腰痛、右足が痺れるとのことで来られた46歳の男性です。
最近左肩が痛くなり上げにくい。過敏性大腸炎、前進のかゆみがあるとのことでした。
体の状態は、左ナソ部にキョロショケン。左肩関節が冷たい。左腰部に実所見。
症状としては 過敏性大腸炎/ムチウチ/喉の渇き/足の冷え/目覚めやすい/左肩の痛み/腰痛/血糖値がたかい。
以上のことから腰椎椎間関節症による腰痛症/左肩関節周囲炎と判断しました。
治療は右脾・肝相剋調整で行い、2回目は肺虚本証で行い、3回目から適応側を左側にして行いました。
5回目の段階で腰痛、左肩関節の痛みがともに軽くなってきました。
申脈・後谿、臨泣・外関などの奇経灸を使いながら治療を行いました。
右足の痺れは消失したり、又出てきたりを繰り返しました。腰痛、左肩関節の痛みは治療5か月目ごろより治まってきました。
仕事の関係で中断したような感じになっていましたが、2か月後再来院され、右足の痺れは出ていないとのことでした。その後、胃の痛み、直ぐ下痢になる、背中の痛みなどを中心に、2013年夏まで治療を続けて通院されました。
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食あたり・急性胃痛、慢性不眠・便秘、胃腸疾患鍼で効果が!2010年3月の症例
2014年5月9日
食あたり・急性胃痛、慢性不眠・便秘、胃腸疾患鍼で効果が!2010年3月の症例
昨日外出先でお菓子を食べたら、むかむかして頭痛があり、胃が痛むと言ってこられた71歳の女性です。
体の状態は、皮膚は軟弱でおなかが硬く、後ろ頭から頸が熱い状態でした。
そのほかの症状としては、食欲不振/急性胃痛・食あたり・慢性不眠・便秘不眠/便秘//頭がつかえる/胸焼け/吐き気/喉口の渇き/手足の冷え/尿が多い/右肩甲骨内側の痛みなどがありました。
急性胃炎/不眠症と判断しました。
脉は、浮いていて弱く、腹部は臍周りがとても固くなっていました。
(陰虚内熱)
治療は肺虚肝実証で行い
背中と腹部に温灸を行いました。
翌日来られ、「治療後は夕食がおいしく食べられた」とのことでした。
五日後に来られて2回目の治療で胃のむかむかする感じは治まったとのことでしたので、食あたりは改善されたと判断出来ました。
もともと、便秘と不眠が大きな症状のようでしたので、継続して鍼治療をしてもらうことにしました。
保母、三日に一度の来院で継続してもらい、眠れないのがとても切なそうでしたので、それを軸に考えて治療を行いました。睡眠導入剤を出来る限り飲まないでもらって治療をするのですが、二日調子が良いと三日目にはまた眠れなくなってそれに負けてしまって、又薬を飲み続けるという繰り返しでした。
治療当日は便もすっきり出たり、ぐっすり眠れたりするような状態となりましたが、なかなか改善させることは出来ませんでした。途中歯の治療で3週間ほど治療が空くことがありましたが、再開してからも1週間に一度ぐらいの間隔で通院してもらいました。
証は腎・脾などが中心となり、耳の聴こえが悪くなったり、耳がかゆくなるなどの症状があって、適応側が変わることもありました。
腹部に銀粒や時々は円皮鍼など貼って帰宅してもらいました。
他の症状はかなり良くなっていきましたが、便秘と不眠に関しては、治療をしていくと、三日程度は良いのですが、又しばらくすると便秘や不眠が続くなどの繰り返しでした。
2年6か月、合計124回の治療でした。
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