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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

本年の営業が終わりました

2013年12月28日

 今年1年の営業が終わりました。
皆様には、本年も泉心道鍼院をご利用いただきまして、感謝申し上げます。
年末年始のお休みに入りますが、皆さんもお出かけなどされたときには、事故など会いませんようにお気を付けください。
また、来年もどうぞ、泉心道鍼院をよろしくお願いします。
来年は、1月六日月曜日から、通常通り営業いたします。
それでは、良いお年を。

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頸 腰の痛み!2009年10月の症例

2013年12月27日

頸腕の痛みの事例はこちら頸 腰の痛み!2009年10月の症例
頸から肩がこり、腰痛、慢性鼻炎、目覚めやすい、よるねていてもきにかかるということで、来院された、
30代の男性です。
皮膚はざらつき、第3第4腰椎に圧ツウがありました。腹部は、上腹部がつやなく、脉は沈んでいて、強い。
右ナソ部にキョロ所見、頸椎の変形があるようでした。
治療は肺虚肝実証で行い、頸に温灸、左申脈・後谿に奇経灸を行いました。
1日おきに3回来院。体格は大柄な男性で健康体そのものと見えますが、少し鍼の数が多かったり、深く鍼をするなどで、汗が出てきたりするような敏感な人でした。
4回目に来られた時に腰痛、頸の痛みともに楽になってきました。証はほとんど変えることなく肺虚本証で行いました。
1月まで治療を行い、改善しましたが、慢性鼻炎があるとのことで、花粉症の時期になる頃でしたので、もう少し続けてもらって、鍼はアレルギー性鼻炎にも有効鼻炎もすっきり直してもらえれば良かったと思います。

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  子供の時から手足が冷たく、上せていました!2009年10月の症例

2013年12月26日

  子供の時から手足が冷たく、上せていました!2009年10月の症例

最近、男性でも体が冷えていたり、上せている人が多くなってきました。私のかってなイメージかもしれませんが、冷え性、肩こりなどというのは、女性の専売特許であったように思うのですが、全くそんなことはなくなったようです。
30歳の男性で、子供のころから足が冷え、上せやすく体は、上半身が熱く手足が冷たくやや湿っている。特に右側のほうが暑い感じ。 目覚めやすい/立ちくらみ/手足の冷え/上せ/冷性でした。
症状からいっても完全に上せていて、手足の血流も気の流れも悪くなって起こっているアンバランスな状態と考えられます。
腹部は、硬くて肺の診どころ虚、脉は浮いていて、速く、強い。(陰虚内熱)を表していました。
冷えを改善させることで、目覚めやすい、立ちくらみ、顔が火照るなどの症状は取れるものと考えられます。
肺虚肝実証で行い、陥谷・合谷の奇経灸を行いました。上せを引き起こさせないために合水穴を使用したりして治療を続けました。
本証は脾虚、肺虚などが中心で、陥谷・合谷や、合水穴などを使って治療を続けていきました。
4回目の治療で、脉の速さがすこしゆっくりとなり、足が温まってきました。
秋から始め、冬に向かっての治療であったが、1週間に1回の割合で治療を継続したところ、今までの冬よりも顔が上せなくなり、手足の冷えも楽になってきたとのことでした。
10回行った段階でほとんど良くなりましたが、春まで経過観察のため、治療を続けてもらい、上せは出てこなくなっていましたので、治療改善としました。
感想としては、体を温める作用がうまく働いていない状態を、お灸をすることで、改善させられ、バランスが正常に保たれるようになったことが、上せを直せた理由であると思われます。

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慢性腰痛症 右頸腕症候群!2009年10月の症例

2013年12月24日

頸腕の痛みの事例はこちら慢性腰痛症 右頸腕症候群!2009年10月の症例

大工さんで、前かがみや重いものを持ったり、腕を多く使う37歳の男性です。
右肩甲骨内側から右腕肘の外側にかけて痛みがあり、夜寝ていても腰痛がありました。そのほかに、目覚めやすい、手足が冷たい、皮膚がカサカサしているなどの症状がありました。
右ナソ部にキョロ所見、右肘外側の筋緊張、肩こりなどの所見がありました。
腹部は、上腹部が冷たく、脉は、ういていて、やや遅く、強い。
治療は肺虚肝実証で行い、頸、腰に温灸、右外関・臨泣に奇経灸を行いました。
三日に一度の間隔で通ってもらい、3回目まで肺本証、4回目に来られた時に右ひじの痛みは軽減していました。肝本証に替えて、治療を行い、6回目に来られた段階で、肩甲骨内縁の激痛が無くなってきました。背中から腕の痛みは改善しましたが、腰痛が強く出ていましたので、1週間に一度くらいの間隔で治療継続しました。
証は肺・脾・肝などその都度換え、申脈・後谿の奇経灸を使いました。3月半ばまで治療を続けてもらい、腰痛がかなり軽減しました。
皮膚のかさつき、足の冷たさが取れてきました。
感想としては、仕事がかなりきついようで、腰痛が慢性化していましたので、疲れがたまりすぎると激痛が出て動けなくなるくらいでしたので、出来るだけ鍼治療の間隔を開けないで通ってもらいました。
背中、腕の痛みは直ぐ取れてくれたので、よかったですが、腰痛に関しては、なかなかすっきりという感じにまではなっていないようでした。
その後、何度か再来院されていますが、いつもかなり激痛で動けなくなった段階でようやく鍼に来てくれるという状態です。

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  腰椎すべり症 アレルギー性皮膚炎 鍼をしたけど悪化してしまった!2009年10月の症例

2013年12月21日

  腰椎すべり症 アレルギー性皮膚炎 鍼をしたけど悪化してしまった!2009年10月の症例

腰椎すべり症で、腰痛がだんだんひどく、左足首も痛くて回せない、全身のかゆみなどの症状があってこられた34歳の女性です。
事務職で、遠方より通勤しているとのことで、帰宅も1時間以上運転して帰るとのことでした。そのほかの症状として、日光や金属のアレルギーがあり、目の痛み、手足が冷える、頭が重い、足裏が痛む、月経血が少ない、尿量が多いなどの症状がありました。
来院されたときは、かなり痛くて寝返りがつらく、左足首も少し熱感がありました。腹診では、上腹部が冷たくつやなし、脉は、
沈んでいて、遅く、弱い。
右ナソ部にキョロ所見、左腰部の筋緊張がありました。
ひふは全体的にざらつき、つめたくつやがありませんでした。
治療は肺虚肝実証で行い、申脈・後谿に奇経灸を行いました。2回目に来られた時に治療後すごく眠くなり、腕のほうもかゆくなるなどの症状がありました。
痒みを抑える目的で風門穴に温灸を加えました。
3回目に来られた時は、今日、くしゃみをしたら腰がだんだん痛くなってきたとのことでした。右申脈・後谿に奇経灸の適応側を換えて行いました。
次の予約のキャンセルで治療終了となりました。
感想としては、証があっていないことと、鍼数が多くてかえって悪化させてしまったと思われます。「くしゃみをしたらだんだん腰痛が出てきた」というのは、ぎっくり腰になるとそのような症状がよく見られますが、腰痛がはりをしてかえって悪化させてしまい、急性腰痛のような症状が引き起こったものと考えられます。
我々が皆さんに紹介する症例は、治った物、楽になったものがほとんどで、鍼治療の良さをわかっていただきたくて紹介しています。
しかし、治療は、100発100中というわけにはいきません。
当然、我々の技術の問題もありますが、その人が治療を受ける段階で、どのような状態になっているかで、結果は大きく異なり、通い方によって、治るかどうかが違ってきます。
薬を飲む、鍼をする、マッサージや整体を受けるなどなど、選択肢はたくさんありますが、どのような治療をするにしても、続けないと良い結果は得られません。
本院ばかりでなく、病因に行っても治らなかった、整骨院に行っても治らなかった、鍼灸院に行っても治らなかったと言っている人がたくさんいられますが、
よく聴いていると2から3回程度しか、同じ治療を繰り返していないようです。
それで、治らないのは今の患者さんのような急性のものは別として、ほとんどのばあいは当然です。
今回はあえて自分が増悪させてしまった症例をご紹介させていただきましたが、その理由は、1回1回治療をした後によくなるものではないということを、認識していただき、改めてもらいたいと思っています。
1回や3回程度で、治療をやめてしまったり、治療を換えてしまう人は、治療方法の問題ではなく、自分が起こしている病気や症状を安易に考えすぎていると思います。
薬であれば、最低でも1か月は飲み続け、鍼や整体、マッサージであれば、最低10回から15回は、継続したうえで、治療院を換えるとか、治療法を変えるなどしてもらいたいと思います。

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