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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

更年期障害について

2020年9月11日

更年期とは?おおよそ45歳から55歳ごろの女性に訪れる閉経を迎えるにあたって助成の誰しもが通らなければならない通過点です。
しかし、すべての人が「更年期障害」を発症するわけではありませんね!
更年期障害とは?この時期に生じる自律神経失調症状と精神症状が相互に関係しあって起こる、不定愁訴の総称と考えられます。
更年期になると、加齢に伴う卵巣機能の低下によって、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の量が減り、これが脳の視床下部にある自律神経中枢に影響を及ぼして自律神経失調症を引き起こします。また、この年代の女性を取り巻く家庭や社会環境の変化からくる心理的ストレスが大脳皮質-大脳辺縁系に影響を与え、憂うつや情緒不安定などの精神症状を引き起こします。
 この自律神経失調症状と精神症状が相互に影響し合って、更年期障害の病状を複雑にしています。
更年期障害の主な症状としては、自律神経失調症状、精神症状、その他の症状に分けられます。

自律神経症状の代表的なものに、ほっとフラッシュ(顔ののぼせ、ほてり)、発汗が挙げられます。
精神症状の代表的なものは、憂鬱です。
特に、日本人の女性では、これにプラスして肩こりという症状が強く出ているのが特徴として挙げられます。

家庭でも簡単にできるつぼ刺激をいくつかご紹介します。

つぼを押すときのこつは?
ご自分の親指化、人差し指、どちらでも構いません。
必ず、つぼを押しているときは、ゆっくりと息を吐きながら行いましょう!
押す強さは強く推す必要はありませんが、徐々に力を加えて押していきましょう!
押す長さは数秒から、10数秒で良いと思います。
左右のつぼを同時でも構いません。
1か所のツボを、3から5回くらい、繰り返すだけで、で十分です。
朝起きた時や夜寝る前にやってみていただけるとよいでしょう!
ツボの取り方としては、親指の幅を基準に考えてみてください。以後すべて親指の幅を長さの基準として書いていきます。

それでは、更年期障害で使われるツボです。
三陰交、血海、涌泉、太衝を挙げておきます。

三陰交**足首のうちくるぶしの出っ張りを目安にして、自分の親指の幅で3本分骨のふちに沿ってなぞってみてください!その付近で押してみて痛かったり、気持ち良い場所です。

血海** 膝のお皿の内側の上角から親指2本分の幅で、コリコリとしたところを押してみてください!

涌泉** 胡坐をかくような姿勢になってください!
足の平を上になった状態で、足の指を曲げると、つま先のところにある親指側の肉の盛り上がりと、小指側の肉の盛り上がりの間で、土踏まずに近いあたりに一番くぼみができています!
そのあたりを、押してみてください!

太衝** とくにイライラしたり、気持ちが落ち着かない人などは使ってみてください!
足のこうの親指と、人差し指の間で、骨と骨との合わせ目付近を押してみてください!

以上、ツボ刺激は、症状の改善だけではなく、未然に防ぐ、予防効果がありますので、ぜひおためしに!!

家庭で簡単ツボ療法, 鍼灸ブログ | コメント (0)

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