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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

月経困難症(生理痛、生理不順)

2020年9月11日

月経困難症とは?

月経困難症とは、いわゆる生理痛のことです。
月経時に下腹部痛、腰痛などの疼痛を訴え、仕事や学業などの社会生活が困難になることもあります。
器質的な異常を伴わない機能性月経困難症(原発性月経困難症)と器質的疾患を伴う器質性月経困難症(続発性月経困難症)とに分類されます。

機能性月経困難症の原因としては、月経時に子宮内膜でつくられるプロスタグランジンの産生過剰などが考えられています。
プロスタグランジンは全身の平滑筋を収縮させて頭痛、嘔吐などを引き起こすほか、局所においては子宮の過剰収縮による疼痛を引き起こします。

 器質性月経困難症は子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などによるものが多く、子宮の奇形によることもあります。

症状は月経に伴う下腹部痛、腰痛、頭痛、下痢、発熱、悪心、嘔吐などです。

東洋はりでは、腎、肝、脾の働きが大きく、その経絡経穴を使用することで、
症状の改善を図るとともに体質を変えることによって生理痛を抑制できる体づくりを目指しています。

家庭でもできるツボ刺激の場所をご紹介します。

つぼを押すときのこつは?
ご自分の親指化、人差し指、どちらでも構いません。
必ず、つぼを押しているときは、ゆっくりと息を吐きながら行いましょう!
押す強さは強く推す必要はありませんが、徐々に力を加えて押していきましょう!
押す長さは数秒から、10数秒で良いと思います。
左右のつぼを同時でも構いません。
1か所のツボを、3から5回くらい、繰り返すだけで、で十分です。
朝起きた時や夜寝る前にやってみていただけるとよいでしょう!
ツボの取り方としては、親指の幅を基準に考えてみてください。以後すべて親指の幅を長さの基準として書いていきます。

それでは月経困難症には、三陰交、血海、水泉を挙げておきます。

水泉**足首のうちくるぶしからアキレス腱の間に太谿というツボがあり、そこから親指1本分かかと寄りに下がったところを押してください!

三陰交**足首のうちくるぶしの出っ張りを目安にして、自分の親指の幅で3本分骨のふちに沿ってなぞってみてください!その付近で押してみて痛かったり、気持ち良い場所です。

血海** 膝のお皿の内側の上角から親指2本分の幅で、コリコリとしたところを押してみてください!

 
以上、ツボ刺激は、症状の改善だけではなく、未然に防ぐ、予防効果がありますので、ぜひおためしに!!

家庭で簡単ツボ療法, 鍼灸ブログ | コメント (0)

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