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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ
食あたり・急性胃痛、慢性不眠・便秘、胃腸疾患鍼で効果が!2010年3月の症例
2014年5月9日
食あたり・急性胃痛、慢性不眠・便秘、胃腸疾患鍼で効果が!2010年3月の症例
昨日外出先でお菓子を食べたら、むかむかして頭痛があり、胃が痛むと言ってこられた71歳の女性です。
体の状態は、皮膚は軟弱でおなかが硬く、後ろ頭から頸が熱い状態でした。
そのほかの症状としては、食欲不振/急性胃痛・食あたり・慢性不眠・便秘不眠/便秘//頭がつかえる/胸焼け/吐き気/喉口の渇き/手足の冷え/尿が多い/右肩甲骨内側の痛みなどがありました。
急性胃炎/不眠症と判断しました。
脉は、浮いていて弱く、腹部は臍周りがとても固くなっていました。
(陰虚内熱)
治療は肺虚肝実証で行い
背中と腹部に温灸を行いました。
翌日来られ、「治療後は夕食がおいしく食べられた」とのことでした。
五日後に来られて2回目の治療で胃のむかむかする感じは治まったとのことでしたので、食あたりは改善されたと判断出来ました。
もともと、便秘と不眠が大きな症状のようでしたので、継続して鍼治療をしてもらうことにしました。
保母、三日に一度の来院で継続してもらい、眠れないのがとても切なそうでしたので、それを軸に考えて治療を行いました。睡眠導入剤を出来る限り飲まないでもらって治療をするのですが、二日調子が良いと三日目にはまた眠れなくなってそれに負けてしまって、又薬を飲み続けるという繰り返しでした。
治療当日は便もすっきり出たり、ぐっすり眠れたりするような状態となりましたが、なかなか改善させることは出来ませんでした。途中歯の治療で3週間ほど治療が空くことがありましたが、再開してからも1週間に一度ぐらいの間隔で通院してもらいました。
証は腎・脾などが中心となり、耳の聴こえが悪くなったり、耳がかゆくなるなどの症状があって、適応側が変わることもありました。
腹部に銀粒や時々は円皮鍼など貼って帰宅してもらいました。
他の症状はかなり良くなっていきましたが、便秘と不眠に関しては、治療をしていくと、三日程度は良いのですが、又しばらくすると便秘や不眠が続くなどの繰り返しでした。
2年6か月、合計124回の治療でした。
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