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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

C型肝炎治療中でも、鍼は安心!2010年6月の症例

2014年6月24日

C型肝炎治療中でも、鍼は安心!2010年6月の症例

61歳の女性、5年前から腰痛がひどくなり、今年の2月ごろより左足が浮腫んでいる。C型肝炎の既往がある。

体の状態は、下腹部が冷たく、脉は浮いていて速く弱い。皮膚はやや湿り気があり、温かい。左足の浮腫みがいちじるしい。第5腰椎の変形。そのほかの症状として、眠れない/手足の冷え/頻尿/頚肩凝りなどがありました。

以上のことから、腰椎椎間関節症による腰痛/左足の浮腫と判断しました。

1回目は肝虚脾実証で行い、左湿眠、左右ムノ部に温灸。

治療後二日くらいは浮腫みが少なくなり、腰痛も楽になったとのことでした。

4回目まで同じような治療で行い、5回目の段階で右側に腰痛が出てきましたので、証を換えて治療を行いました。

右申脈・後谿に奇経灸を加えました。適応側を左に替えたりしながら治療を行い、12回目の段階で腰痛、足の浮腫みはかなり楽になりました。

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  水分代謝 気になる体重 食べ過ぎなどは 要注意!2009年10月の症例

2013年12月19日

  水分代謝 気になる体重 食べ過ぎなどは 要注意!2009年10月の症例

手足の冷え、腹部が張っていて水がたまっているような感じ、肩こり・生理痛・生理不順・夢を多く見る・ 食べ過ぎ、尿量が少ないなどの症状で来られた25歳の女性です。
体は冷え気味、緩んでいて、手足に汗をかいている、腹は、膨満ぎみ、下腹部が弱い、脉は、浮いていて、やや早く、弱い。
水分代謝が悪くなっている状態で、内熱になっていることが原因で、食べ過ぎや尿量現象が起こっているものと考えられます。
治療は腎虚脾実証で行い、左右の大鐘穴に温灸、同じような治療を1週間に一度の間隔で続けてもらい、
3回目に来られた時には、尿は普通に戻っていて、腹部や腰の重いような感じはなくなっていきました。2回目の治療から照海、列欠の奇経灸を加えました。
4回目の段階で、食欲交信、腰痛は治まりました。
しかし、生理が遅れたり、喉の痛みが出たり、左膝裏に痛みがあるなどしましたので、継続してもらいました。
証は肝・肺・腎・脾などその都度換えて治療をしましたが、生理不順は改善させられませんでした。
乾燥としては、主訴の尿量や食べ過ぎ、足の浮腫みなどに関しては、わりと早い段階で良い方向になりましたが、鍼の証が違ったのか、喉が詰まったり、生理が無くなったりなどの症状が出てきました。

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右指の痺れ 抜け毛予防に鍼治療!2009年10月の症例

2013年12月18日

頸腕の痛みの事例はこちら右指の痺れ 抜け毛予防に鍼治療!2009年10月の症例

1月ごろより右親指と人差し指が痺れ、病院で治療を受けるが、なかなか取れないということで、来られた48歳の男性です。
病院では頸椎椎間板ヘルニアの疑いありと言われていました。
頸を動かしてもらい、ジャクソンテスト、スパーリングテストなど行ってみましたが、陰性と考えられます。
からだはやや冷たく、腹はやや硬めで冷たい、脉は、浮いていて、やや遅く、弱い。
右頸(ナソ部)にキョロ所見、かたこり、背中が突っ張っていて、手足が冷たい感じでした。
治療は脾虚肝実証で行い、頸と右陽谿穴に温灸を行いました。
1週間に一度の間隔で通ってもらい、3回目で右指の痺れが薄らいできました。右人差し指の痺れが残っているようでしたので、右人差し指に直接温灸を加えて治療しました。
7回目の段階でほぼ指の痺れはなくなってきました。その後は予防のためと、毛髪が抜けやすくなっているとのことで、継続して治療を行いました。
今年、3年ぶりに来院され、マラソンをされていて左かかとを痛めたとのことで、先月まで治療を続けていただきました。
乾燥としては、指の痺れは痛みより奥のほうが障害され、治りにくいものですが、電気治療などしていてもなかなか治ってこられないような人は、ぜひ鍼をしてください。10回くらい通ってもらえればよくなってくると思います。10回を多く考えるか、10回くらいで治るのならお金がかかっても良いと考えるかは、あなた次第です。

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頭痛 肩こり 不眠 痒み2009年7月の症例

2013年11月25日

頭痛 肩こり 不眠 痒み2009年7月の症例
2009年7月に子供を連れてきたいと言って、先にはりを体験したいと思って来院された34歳の女性。
その日は1週間くらい前から喉が痛く、咳と鼻水が出る、頭痛もあるとのことで、そのほかの症状としては、肩こり、眠れない、喉が渇く、手足が冷える、触った感じは手足が熱い(陰虚内熱)蕁麻疹ができやすいなどの症状があった。
普段はこめかみ部が痛むような感じで肩こりが強い。
腹診では、下腹部が冷たく、脉診では、沈んでいて、遅く、弱い。
治療は肝虚脾実証で行い、
頭、頸などに鍼。足の浮腫みと眠れるように湿眠穴に温灸、頭痛は治まるが、次の時には眩暈が出ていた。
3回目には腹痛が出てきた。4回目で症状が軽減し、やく1か月くらい治療が空いてしまった。痒みが出てきたということであったので、子供と一緒にはり治療をしてもらった。
5回続いたところで痒みがあまり治まらないで治療が中断となってしまった。
感相としては、最初の頭痛、肩こり、腹痛などは軽減させることができ、眠れるようにもなっていたので、体の状態としては改善傾向であったが、痒みが出たりそれが取れなくて中断となったことは残念である。
患者さんというのは、すればよくなると思っているので、薬にしてもはりにしてもやってよくなってこないと効果が出ていないと思い、中断することが多い。しかし、聞いていないことと、かえって悪くなってきたこととは、全く違うことであるので、強く症状が出ているときは、
回数もかかるし、変化も少ないものである。これ以上悪くならないためにはりをするというくらいの気持ちで続けてもらうと、本人が予想した以上の結果を得られるものである。

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