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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

パニック障害、運転できなくなって、不安も強く!2010年10月の症例

2014年9月24日

パニック障害、運転できなくなって、不安も強く!2010年10月の症例

昨年の春ごろより目眩があり、1か月前の8月30日にひどい眩暈となってから、怖くて車が運転できなくなったとのことで来られた42歳の女性です。

運転できないということで、父親から載せてもらって通院されました。会社の通勤も送ってもらっているとのことでした。

体の状態は頚から背中が凝り冷たい。足の冷え。症状は、 目覚めやすい/喉口の渇き/胸苦しい/手足の冷え/頻尿/耳鳴、不安感などがありました。

以上のことから、目眩/パニック障害と判断しました。

ゃ区は沈んでいて遅く弱い。腹部は下腹部が冷たい感じでした。

治療は右腎・脾相剋で行い、右照海・列欠に奇経灸を加えました。

治療後頭が重くなったということで、2回目から脾虚証に替えて治療を行い、右内関、足三里に温灸を行いました。

夜中のトイレの回数が減り、運転ができるようになってきました。

5回目の段階で自分で運転して通勤できるようになりました。証を肺虚証に替えて継続治療を行いました。

1週間に一度のペースで通院してもらい、1年治療を続けました。

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仕事中に後ろに引かれる立ちくらみ、頸のこりも気にかかって!2010年7月の症例

2014年8月20日

仕事中に後ろに引かれる立ちくらみ、頸のこりも気にかかって!2010年7月の症例

後頭部の引きつりを訴えられてこられた、45歳の女性です。

春ごろより頭から頚が凝る。締め付けられるような感じ。時々ふらつく。気持ちが悪くて仕事中に立っていられなくなる状態でした。

既往症として、尿路結石、体の状態は、下腹部が冷たく腎虚。脉は沈んでいて速く弱い状態でした。そのほかに、頸椎の変形。上半身が熱い 後頭部の凝り/目覚めやすい/頭が重い/手足の冷え/頚肩凝り/緊張方頭痛がありました。

1回目は、腎虚証で行い、上せを引き下げることと、消化器系にトラブルがあると思われますので、胃の調子を整えました。

2回目以降、申脈・後谿、後谿・申脈の奇経灸を使いながら、精神的なものに対してもアプローチしていきました。治療するとしばらく調子が良くなり、寝つきは良くなってきました。しかし一度目覚めると朝まで眠れないなどの日々が続きました。

治療1か月を過ぎたころより、証を脾虚証に替えて治療を続けましたが、途中で我慢が出来ずに、病因から睡眠導入剤を使用することになり、発作的な気持ち悪さが取れませんでした。

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  自律神経の乱れ 精神的な排尿障害 2009年9月の症例

2013年12月9日

  自律神経の乱れ 精神的な排尿障害 2009年9月の症例

小学3年生の女の子、残尿感があり、最近おしっこが気にかかり、我慢していたり、一度トイレに入るとトイレから出てこれないということで来られました。
体は手足に汗をかいていて、人見知りするような感じ。あまり他人と話すことが好きでない様子でした。体は冷たく、下腹部歯硬く冷たい、脉は沈んでいて弱い。
交感神経緊張状態が長く続いている状態と考えられます。
この緊張状態にある体をリラックスさせられれば、排尿障害は治るものと考え、治療を行いました。
初めは1時間に何度もトイレに入ったり出たりを繰り返す状態でした。
肺本証で行い、腹部の中極穴に温灸銀粒添付をしました。
同じような治療を3回繰り返して行い、1時間に1度くらいの回数になりました。
さらに、4回続けて行い、手足の汗、トイレに行きたいという気持ちが少なくなってきました。
1週間後に来られた時は2時間に位階、次の週は3時間に1回とトイレの回数が少なくなっていきました。
2か月半11回治療をしていただき、手の汗、尿の回数も正常となりましたので、改善として治療終了としました。
感相としては、この患者さんは夜尿ではありませんでしたが、精神的な緊張が排尿障害を引き起こしているもので、いわゆる「あがりしょう」ということになります。
病的というところまではなっていませんので、治療をすることで、正常な状態に速く戻ってくれたものと考えられます。

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自律神経のアンバランスによって鬱的状態になる恐れ、あなたもこころあたりがありますか? 2009年7月の症例

2013年11月27日

自律神経失調症の事例はこちら自律神経のアンバランスによって鬱的状態になる恐れ、あなたもこころあたりがありますか? 2009年7月の症例
7年前に交通事故によって、ムチウチ症となり、以来、頭痛・吐き気・頸のいたみ、ようつうがあるとのことで、2009年7月に来られた50歳の女性。
今までの病気としては、C型肝炎、気管支ぜんそくがありました。
そのほかの症状として、眠れない・不安・やる気が出ないなど、精神状態もやや不安定な感じがありました。
からだとしては、頸椎・腰椎の変形、腹診では、下腹部が冷たく弱い、脉診では、沈んでいて、やや早く、弱い感じがありました。
症状の中で首腰の痛みがその時の主症状であったので、その改善が第1目標として、治療を開始しました。
肝・脾相剋調整という治療で、神経系のコントロールの改善と好転の元気の回復を目標に行い、腰部に温灸で終わりました。
しばらく吐き気、頸肩が重い感じは取れませんでしたが、眠れるようになってきたり、肩や腰に銀粒などを添付する治療をしていきました。
証を脾虚肝実証に替え、申脈・後谿の奇経灸を状態によって加えました。8回目の来院の状態で、吐き気、頸肩の痛み、腰痛はなくなってきました。
やる気が出ないとか、不安感はそのつどありました。
C型肝炎のことが気にかかり始め、やる気は出てきたが、又夜眠れなくなるなど気持ちが興奮している状態になってきました。
吐き気・頸・腰の痛みはあまり出ていませんでしたが、母親が入院して、付き添ったりするようになってからは、又眠れなくなったり、腰痛、頸が重くなるなどの症状がありました。
感相としては、全体として不安定な精神状態の改善とまでは出来ませんでしたが、腰痛・頸の痛み・吐き気など長年患っていた者に対しては、軽減させられることが出来たと思いますが、母親が入院してしまうなどの家庭環境の変化があるとまた症状が出てしまったことは、残念でした。
やる気が出ない、不安は、治療をうまくやらないと、やる気が出てきたが、他のことがこんどは気にかかって仕方がないとか、
余計なことを考えすぎて落ち着かなくなるなど、ハイテーションになったり、気分が落ち込んでしまうなど、全く正反対の反応が出てしまうので、
難しいところであると思いました。
自律神経の乱れ→不定愁訴→鬱状態と鬱病に向かっていく最悪の流れにならないためにも、早めの治療と他の人に相談するなど、自分の生活環境を、見直す必要があると思います。
自律神経失調症の事例は以下をご参照してください。自律神経失調症の症例 https://www.toyo-hariin.com/zirei/case16.html

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