急性腰痛症・ぎっくり腰
私は当院を開業して今年(2016年)で21年たちますが、開院した当初は寝違いやこの急性腰痛が非常に多く来院いたしました。
現在でも初診患者さんの10人に一人か二人に急性腰痛での来院があるといっても大げさではないほど、ぎっくり腰を含む急性腰痛症で、鍼灸院を来院されるは多くいらっしゃいます。
一般的には急性腰痛をぎっくり腰として認識している方が多いようですが、本来のぎっくり腰は腰椎の捻挫ですので、痛みも半端でなく、自分で歩けないほどの激痛です。それに似た症状で腰部の筋膜炎や皮下組織に炎症が起こっているものが多いようです。
東洋はりでは、激しい痛みが起こっていると、肝経の支配するところが関係してそれを排除しようとして実となっている場合や逆に疲弊して虚している場合もあります。
いずれにしても、発症後どのくらいの時間で来院するかで経過は異なりますが、その日のうちや三日以内であれば、3回程度治療を行なっていただければ、ほぼ正常な生活には戻れると思われます。
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