乳汁分泌障害とはり灸
待望の赤ちゃんを出産し、「母乳で育てよう!」と赤ちゃんに一生懸命母乳を与えるようとするのですが、なかなか思うように出てくれず、胸が張って痛がる方や赤ちゃんに乳首を噛まれて張れ炎症を起こしてしまう方がいます。
このような症状を乳汁分泌障害と呼んでいます。また、出産後2~3日で母乳がではじめ、その乳の出が悪い状態を乳汁分泌不全(にゅうじゅうぶんぴつふぜん)と呼んでいます。
乳汁分泌不全の原因としては、
- ストレスや過労
- 睡眠不足
- 栄養不良
- 母親に授乳に対する熱意がない
- 乳児の吸う力が弱い
上記のような状態になった時に、鍼灸を行うと、乳汁の分泌も良くなり、乳腺炎があるような場合には、炎症は治まってきますので、あきらめて「粉ミルク」に切り替えてしまう前に、治療を行ってみてはいかがでしょうか?
東洋はりでは、乳腺は脾経が関係し、乳首は肝経が関係します。乳房は胃経が通過するところです。
また、内分泌系等はおおよそ肝が深く関係しています。脇の下のリンパがうったいしていると思われますので、その流れをよくしてあげるだけでもずいぶん楽になります。 ?
鍼灸は体にやさしい副作用のない治療法です。特に出産後、母乳で赤ちゃんを育てているときは、お母さんの食べ物や飲んだ薬なども普段以上に気を使うと思いますので、その意味でも服用する対策ではない、はり灸は女性の体と赤ちゃんの体両方に安全です。授乳期の体調不良も、泉心道鍼院にお気軽にご相談ください。