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夜尿症治療の症例

はり灸は夜尿症の効果的な治療法です

夜尿症の症例をご紹介いたします。


1例:6年生の男児で毎日夜尿がある。

点鼻薬を服用していて時々止まる日があるとのことで来院されました。

体の状態と症状は、皮膚はなめらか手足の汗。 夜寝るとぐっすりであるが、起こされてトイレに行くと夜尿はないとのことで、夜尿症と診断しました。

体はもう大人と変わりなく、下腹部も冷たくはありませんでした。

治療は、大人と同じ鍼を用いて行い、奇経灸を用いて治療を勧めました。部活で通院が空いてしまってまた夜尿があったりしましたが、15回の段階でほぼなくなりました。


2例:4年生の男児、毎日のように夜尿がある。

朝方する傾向にある。眠りが深く、日中もトイレは多いとのことで来られました。

体の状態は、皮膚はなめらか、腹部も割と暖かい。手足が冷たいとのことで、夜尿症と診断しました。

夜中一度起こしてトイレに行かせて、習慣付けさせることを、アドバイスしました。

1週間に2回の通院を続けてもらい、2か月目ころより、夜尿が止まる日が出てき始め、失敗した時の尿量じたいも少なくなってきました。


3例:3年生の女の子、夜尿、頻尿で、薬を服用している。

1か月に5から6回程度の夜尿があり、来られました。

体の状態と症状は、皮膚は乾燥ざらつきある、暖かい、仙骨部に虚所見。水分調節、薬、アラーム治療?などがありましたので、夜尿症と診断しました。

この子供さんのように、夜尿症が治りそうで治らないという状態の来院でしたが、薬の服用と併用して鍼を行いました。鍼を始めてから、夜尿症は1回だけあったそうですが、それ以外は、全くなく、念のため、経過観察としての、治療を継続しました。

薬も無事卒業することができ、治療を終了としました。


4例:6年生の男の子、毎日夜尿がある。皮膚がかゆい。

体の状態と症状は、皮膚は、かさつき背中が特にざらついている。 手の汗などがあり、夜尿症と診断しました。

三日に一度の通院で10回くらいまで続けてもらいました。夜尿が止まる日が出てきましたので、1週間に一度の通院に切り替え、治療を続けました。

ゴールデンウィークなどで通院間隔があいたときにまた夜尿が多くなりましたが、鍼を始めてから3か月くらいでかなり改善され、経過観察として、1年間通院してもらいました。


5例:4年生の女の子、毎日夜尿がある。

病院では検査をしたことがある。痒み、喘息があるとのことでした。

体の状態としては、皮膚はなめらか暖かい、手足が冷たい、やや汗ばんでいる、アイスクリームが好きであるとのことで、夜尿症と診断しました。

この子供さんは、4年生にしては、体自体も小さくて、下腹部も硬く、膀胱そのものが小さいようでした。 遠方からの通院でしたので、1週間に一度の通院で治療を勧めました

結果、五日成功、二日失敗という感じになってきました。1年間継続的に治療を行いました。


6例:5年生の男の子、毎日のように夜尿がある。

病院、整体、漢方薬などを試してみたが、治らない、花粉症があるとのことでした。

体の状態は、皮膚は暖かい、一度寝ると起きられない、夢を多く見る、やや手足に汗などがありました。夜尿症と診断しました。

遠方からの通院でしたが、三日に一度の通院で治療を続けてもらいました。

夜中一度起こしてトイレに行かせるようにアドバイスしました。5か月25回治療を行いました。


7例:4歳の男の子

まだ夜尿があるとのことで、昨日から熱っぽくて今日は保育園を休む。咳があり、夜尿症の治療も合わせて行いました。

体の状態は、皮膚は綺麗である。下腹部に力がない。今は上半身が熱い感じでした。
今、治しておくと後々本人も、親も楽であるということで、治療を継続して行いました。

7回目くらいで本人が夜尿をしてしまったことに気付くようになり、8回目あたりから止まる日が多くなってきました。 10回目で全く夜尿をしなくなり、12回で完治としました。


8例:5年生の女の子

夜尿があり、続いたり、止まったりの繰りかえしである。以前は精神安定剤を服用していたとのことでした。

体の状態は、やや手足が汗ばみ冷たい。皮膚は滑らかである。甘いものやジュースなどを好むとのことでした。夜尿症と診断しました。

甘いものを控えてもらうこと、水分の取り過ぎをさせないことを、アドバイスして治療を行いました。

治療翌日に蕁麻疹ができ、薬を服用しました。それからは夜尿が止まり始め、1か月半13回で治療を終了としました。

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