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アレルギー性鼻炎の症例

はり灸でアレルギー性鼻炎・花粉症の悩みを改善

アレルギー性鼻炎の症例をご紹介いたします。


1例:55歳男性

左頚/肩/腰の痛みを最も強く訴えてこられました。20年ほど前から副鼻腔炎で昨年手術をした。頚から腰にかけて痛みがあり、鼻を中心に顔が痛むとのことでした。

体の状態と症状は、第5頚椎の前突皮膚は全体的に冷たい。右側の肩凝り。 左頚/背中/腰の痛み/頭重/鼻が出る/つまる/頻尿/下痢/目覚めやすい/朝の吐き気などがありました。副鼻腔炎/、左頸腕症候群と診断しました。

治療は1週間に一度のペースで通院していただき、頸腕の治療とともに、鼻を中心に治療を重ねました。

合谷・陥谷、陥谷・合谷などその都度奇経灸を適応しながら、鼻水が出るとき、鼻が詰まりやすい時など、適宜変えて治療を行いました。1年半61回治療をして終了としました。


2例:小学3年生の女の子

アレルギー性鼻炎で年中鼻水を出している・乾燥肌、とのことで来られました。

体の状態と症状は、皮膚は滑らか温かい。鼻水が出たり、鼻が詰まったりを繰り返すとのことでした。 アレルギー性鼻炎と診断しました。

治療は、小児鍼の後、鼻水を泊めるための治療を行いました。3か月治療して鼻水がかなり出なくなってきました。現在でも時々来られて治療をしています。


3例:25歳の女性

鼻水、鼻つまり、喉の痞える感じを強く訴えてこられました。寒くなってから鼻水鼻つまりがあり、以前よりパニック障害で、胸苦しく、じっとしていられない、冷や汗などがありました。

既往歴として、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、慢性腎盂腎炎の病気があります。体の状態と症状としては、手足が冷たい、背中がこそうぎみ、左右ナソ部に生ゴム様所見、鼻水、鼻つまり、手足の汗、頭重、こみ上げる感じ、目覚めやすい、胸苦しいなどがありました。アレルギー性鼻炎、パニック障害と診断しました。

治療は、水分代謝を上げるような治療を行い、鼻水を出来るだけ抑えるような治療で行いました。水に関係するツボを使いたいのですが、鼻水が喉のほうへ下がってくる感じがあったり、鼻水の量が多くなったりすることもあり、腎機能を上げることと鼻水、鼻つまりの治療を併用することが難しかった治療でした。


4例:58歳の女性

平成7年に円形脱毛症になって、1年ほど前から頭頂部から前頭部にかけて抜ける。肩凝り。低血圧とのことで来られました。

体の状態と症状としては、皮膚は全体的に滑らかであるが、頚を中心に湿疹がある。 眼の疲れ、便秘/鼻の痒み/足の冷え、眠りが浅い立ちくらみ/胸焼け/鼻水が出る/手足の冷え/耳の痛み/左足親指にしこりがあるなど症状が多数あり、鼻、耳の症状やアレルギー体質であるとのことでしたので、アレルギー性鼻炎、円形脱毛症と診断しました。

円形脱毛症の治療とともに、アレルギー体質を出来るだけ改善させる治療を行いました。

頭の温灸や合谷・陥谷の奇経灸、胃腸を整える治療など、適宜行いました。最初は、鼻のかゆみ、耳のかゆみ、くしゃみなどが頻繁にあるようでしたが、治療4か月ごろより、そのような訴えはされなくなってきました。

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