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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

罪を憎んで人を憎まず

2010年10月16日

突風が吹きました

前略。昨日新潟のたいない市で突風のため、被害が出ました。軽自動車が50メートルも飛ばされたそうです。凄いですね。被害に合われた方には

お見舞い申し上げます。それでも大きな被害にならなくて本当に良かったです。全国どこに住んでいても自然災害は何時起こるかわかりませんが、それにしても新潟は中越地震以来、このような災害が本当に多いと思いませんか?皆さんも自然災害に合われませんよう心してください。注意していてもどうしようもないことですが、人事だとは思わないで何時自分も被害に合うかもしれないと思っているだけで、違うかもしれませんね。

話は変わりますが、今泉は最近テレビがおもしろくなかったり、夜時々眠れないこともあって、又本をたくさん読んでいます。最近では、世界ノンフィクション前週13を読みました。第1時世界大戦の引き金となったオーストリア皇太子の暗殺事件をテーマにしたもの、ヒトラー最後の日をテーマとしたもの、広島原爆投下前後の日々の記録など、三つ収録されていました。もともと、あまりノンフィクションは生々しくてあまり好きではないのですが、たまには考えさせられるようなものも読んでみると味わいぶかいものですね。

この本の解説にも書いてありましたが、このような史実を基にした作品を読むとその当時の人たちに感情輸入してしまい、戦争を美化したり、犯罪に対して寛大になりがちになることの危険性があると記載してありました。

真にそのとおりだと思います。歴史を見るときは史実は史実としてその事実関係を見ることが大切だと思います。その人の置かれている立場や時代背景を考えすぎると誤った歴史認識となり、戦争は「しかたがなかった」などと言うことになってしまうのが恐ろしいことだと思います。「罪を憎んで人を憎まず」というようなものでしょうか?

その人の境遇や思想に共鳴してしまうと、そのような思想に傾いて行ったのだから分かるというようなことに繋がっていく危うさを痛切に感じました。人に共感出来たとしても犯罪に共感してはいけませんね。

それでは、又後日にお便りします。

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