現在のページ位置

新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

DNA鑑定著しく進歩してるが、悪用されると大変危険!

2013年3月29日

2013・03・29(金)腫れ
最近見たテレビで、Dnaの鑑定で事件が解決されることをテーマに取り上げた番組を見た。Dnaからモンタージュ写真やその人の運動能力、寿命!までわかるようになってきているということが報道されていた。そのDna情報を活用してビジネスも行われているということである。近未来において、Dna鑑定が進んで犯人が特定でき、冤罪事件がなくなるという映画もあるようだが、そのようなことが本当に実現すればよいと思う。しかし、その一方でDnaという最も個人の基本情報である情報が悪用されないか心配であるということも番組では警告を発していた。日本はそのような意味においては後進国であるそうで、法の整備が遅れているとのことであった。本人を特定することが出来るDnaは今のところ、親子関係ではほとんど99パーセント以上は正確であるそうであり、それが従妹や鳩子まで鑑定検査が広がっていくことも予測されている。直接犯人につながる物的証拠がなくとも、本人を特定するために親戚のDnaを採取出来て照合できれば犯人と特定出来るということである。でも、よく小説やドラマなどで犯人に仕立て上げるために、指紋のついた凶器や道具などを残すという場面があるが、Dnaの判定が高度になればなるほど悪用されたときに罠にはめられる人もいるのではないかと心配である。下着を洗ってもDnaを採取することが既に可能になっているそうであるから、技術の進歩に驚嘆すると同時に恐ろしくもある。寿命がわかって後数年で「これこれの病気になる」とか、「後10年後には死んでしまう」などと判定されるのも嫌な話である。ましてや、受精卵の段階でDna判定によって産むか産まないか、体外受精において遺伝子が操作されたり、選別されて生まれてくる子供がいるようになったら、それはやはり倫理的には問題ではないだろうか?自家移植のために、このような研究が進んで、今まで助からなかった命が助かるということになれば素晴らしいことであると思うが、裏ではそのような逆のことも出来て生まれるはずだった命が絶たれてしまうということも現実に行われる段階にまできていることを、私たちは考えていかなければならないと思う。

日々のできごと | コメント (0)

コメント

コメントはありません。

現在この記事のコメントは受け付けておりません。

トラックバック