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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

気の働きが空回り、行動伴わず、疲れる原因

2013年4月20日

2013・04・20(土)腫れ
今年はわりと寒く感じているが、さくらは例年よりも早くに咲いてもう新潟市内では見どころは終わってしまった。花の命は短いものである。
春になると体調を崩す人も多くいるようであるが、自然界の陽気と体の気、働きが一致しない人が多くて、精神的に具合の悪い人や空回りしてしまって、気持ちは行動的であるが、体は行動が伴わないということが多くなる。東洋医学では、考えることは気のはたらきでそれが積み重なって行動になると考えている。その行動が血の働きということになる。私の仕事柄で、そのように考えてしまうこともあるが、最近の日とは気の働きが旺盛であると同時に奇の働き過ぎで気を弄して疲れやすくなっていて、行動(血)の働きが追い付いていかないという人が大勢いるようである。今週も初診の予約が旺税あったが、上の「泉心道鍼院への通い方)にも書いているように、来られたときに次の予約をしてもらっているのだが、問い合わせの段階でそれをお願いすると、一部の人では、それが出来ないというので、結果的にはその時点でお断りすることになる。治療をする立場で言うと、治療は続けてするから治療ということになり、その積み重ねが、楽になるとか、治るということになると、私は強く考えているが、一般の人は、試しにはりでもやってみようかな?というくらいの気持ちで、ネットを検索したりして、予約を入れるようである。だから、必ずといってよいほど、「今日はこれからできますか?」、「予約をしたいのだけれど、何時があいていますか?」ということをしょっぱなに言われる人が大多数である。それはお客様としての人からは当然のことなのであろうが、初めてはりをしようという人や治療院にかかろうというような人は、自分の具合の悪いところを言ってはりで治るかどうかまず尋ねるという段階を踏んでいないということになる。
私としては、「ためしにはりをやってみようかな?」と思うのは不思議なことではないと思ってはいるが、もし、そのように思って電話をしてきたならば、かえって自分の今の症状に対してははりが効くのか効かないのか、もしくは病院に行ったほうが良いのかなど、そちらをまずは尋ねることが大切なのではないかと思う。
そして、私の答えによって行こうかそれなら止めようかと判断してもらうほうが良いと思っているが、これはこのブログを初めホームページを作っているおかげ、あるいは、悪影響であるともいえるが、理解してから電話をしてくるので、治療をすることが前提になっているようである。この数年間そのような傾向の人が多くなってきて、9割型といっても良いくらいである。一昔前までは、問い合わせといえば、料金や治療時間とか、今の症状をくどくどいってこちらが閉口してしまうのが常であったが、今の問い合わせはそのようなことはほとんどなくなってしまった。
これはこれでホームページの効果でもあり、ホームページの悪外でもあるのかと思っている。そのようなことで、今週も3名の問い合わせの人が納得出来なくて患者さんにはならなかった。せっかく行ってみようと思って予約してくれたのに申し訳ないという気持ちと、治療は続けてこそ治療になるのだという自らの信念とのせめぎあいであった。そのような思いを出来るだけしたくないし、問い合わせてくれた人にもさせたくないので、よくホームページを読んでいただいてから、問い合わせをいただきたいものである。

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