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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

  消炎・鎮痛 腰の痛み、左ひざの痛み 急性腰痛症

2013年11月22日

  消炎・鎮痛 腰の痛み、左ひざの痛み 急性腰痛症
 58歳の女性、昨日重い物を持ち上げて腰を痛め、立ち上がりや動いたときなどに腰が痛くて動かせない患者さん。
慢性肩こり、最近は左ひざ内側にも痛みが出ている。そのほかの症状としては、目覚めやすい、頻尿、吐き気、低血圧などがあった。
体はやせ形、腰のところが熱感圧ツウ、こりがある。(患部に炎症を起こしている)
腹診すると胃が弱っている感じで消化が悪い。左ひざ内側にもキョロ所見がある。
脉診すると、沈んでいて、遅く、弱い。(陰虚、陽経の虚)
1回目は肺・肝相剋調整でおこない、背中、腰、ムノ部に刺鍼。腰の膨れている部分の周りに温灸。
2回目に来られた時に、治療後動けるようになったとのことで、前回と同じように治療した。
すると、治療後2時間くらいたってから腰が痛み始めたというので、3回目から肝虚本証で治療を行い、
3回続けてもらって、左ひざの痛みもほとんどなくなったところで、改善として、治療を終わりとした症例です。
感相としては、消炎鎮痛作用もはりにはあるので、このような救急的な患者さんでも3回くらいすれば、動かせるようになり、ねんのため、もう一回、もう2回とされると再発することもなく、慢性化も防げることになることです。
この症状が軽減してから、1回、2回と、治療を追加することが、治療する我々にとっても治療を受ける患者さんにとっても
大切なことであると思いました。

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