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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

頭痛 肩こり 不眠 痒み2009年7月の症例

2013年11月25日

頭痛 肩こり 不眠 痒み2009年7月の症例
2009年7月に子供を連れてきたいと言って、先にはりを体験したいと思って来院された34歳の女性。
その日は1週間くらい前から喉が痛く、咳と鼻水が出る、頭痛もあるとのことで、そのほかの症状としては、肩こり、眠れない、喉が渇く、手足が冷える、触った感じは手足が熱い(陰虚内熱)蕁麻疹ができやすいなどの症状があった。
普段はこめかみ部が痛むような感じで肩こりが強い。
腹診では、下腹部が冷たく、脉診では、沈んでいて、遅く、弱い。
治療は肝虚脾実証で行い、
頭、頸などに鍼。足の浮腫みと眠れるように湿眠穴に温灸、頭痛は治まるが、次の時には眩暈が出ていた。
3回目には腹痛が出てきた。4回目で症状が軽減し、やく1か月くらい治療が空いてしまった。痒みが出てきたということであったので、子供と一緒にはり治療をしてもらった。
5回続いたところで痒みがあまり治まらないで治療が中断となってしまった。
感相としては、最初の頭痛、肩こり、腹痛などは軽減させることができ、眠れるようにもなっていたので、体の状態としては改善傾向であったが、痒みが出たりそれが取れなくて中断となったことは残念である。
患者さんというのは、すればよくなると思っているので、薬にしてもはりにしてもやってよくなってこないと効果が出ていないと思い、中断することが多い。しかし、聞いていないことと、かえって悪くなってきたこととは、全く違うことであるので、強く症状が出ているときは、
回数もかかるし、変化も少ないものである。これ以上悪くならないためにはりをするというくらいの気持ちで続けてもらうと、本人が予想した以上の結果を得られるものである。

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