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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

  自律神経の乱れ 精神的な排尿障害 2009年9月の症例

2013年12月9日

  自律神経の乱れ 精神的な排尿障害 2009年9月の症例

小学3年生の女の子、残尿感があり、最近おしっこが気にかかり、我慢していたり、一度トイレに入るとトイレから出てこれないということで来られました。
体は手足に汗をかいていて、人見知りするような感じ。あまり他人と話すことが好きでない様子でした。体は冷たく、下腹部歯硬く冷たい、脉は沈んでいて弱い。
交感神経緊張状態が長く続いている状態と考えられます。
この緊張状態にある体をリラックスさせられれば、排尿障害は治るものと考え、治療を行いました。
初めは1時間に何度もトイレに入ったり出たりを繰り返す状態でした。
肺本証で行い、腹部の中極穴に温灸銀粒添付をしました。
同じような治療を3回繰り返して行い、1時間に1度くらいの回数になりました。
さらに、4回続けて行い、手足の汗、トイレに行きたいという気持ちが少なくなってきました。
1週間後に来られた時は2時間に位階、次の週は3時間に1回とトイレの回数が少なくなっていきました。
2か月半11回治療をしていただき、手の汗、尿の回数も正常となりましたので、改善として治療終了としました。
感相としては、この患者さんは夜尿ではありませんでしたが、精神的な緊張が排尿障害を引き起こしているもので、いわゆる「あがりしょう」ということになります。
病的というところまではなっていませんので、治療をすることで、正常な状態に速く戻ってくれたものと考えられます。

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