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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

慢性腰痛症 右頸腕症候群!2009年10月の症例

2013年12月24日

頸腕の痛みの事例はこちら慢性腰痛症 右頸腕症候群!2009年10月の症例

大工さんで、前かがみや重いものを持ったり、腕を多く使う37歳の男性です。
右肩甲骨内側から右腕肘の外側にかけて痛みがあり、夜寝ていても腰痛がありました。そのほかに、目覚めやすい、手足が冷たい、皮膚がカサカサしているなどの症状がありました。
右ナソ部にキョロ所見、右肘外側の筋緊張、肩こりなどの所見がありました。
腹部は、上腹部が冷たく、脉は、ういていて、やや遅く、強い。
治療は肺虚肝実証で行い、頸、腰に温灸、右外関・臨泣に奇経灸を行いました。
三日に一度の間隔で通ってもらい、3回目まで肺本証、4回目に来られた時に右ひじの痛みは軽減していました。肝本証に替えて、治療を行い、6回目に来られた段階で、肩甲骨内縁の激痛が無くなってきました。背中から腕の痛みは改善しましたが、腰痛が強く出ていましたので、1週間に一度くらいの間隔で治療継続しました。
証は肺・脾・肝などその都度換え、申脈・後谿の奇経灸を使いました。3月半ばまで治療を続けてもらい、腰痛がかなり軽減しました。
皮膚のかさつき、足の冷たさが取れてきました。
感想としては、仕事がかなりきついようで、腰痛が慢性化していましたので、疲れがたまりすぎると激痛が出て動けなくなるくらいでしたので、出来るだけ鍼治療の間隔を開けないで通ってもらいました。
背中、腕の痛みは直ぐ取れてくれたので、よかったですが、腰痛に関しては、なかなかすっきりという感じにまではなっていないようでした。
その後、何度か再来院されていますが、いつもかなり激痛で動けなくなった段階でようやく鍼に来てくれるという状態です。

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