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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

 自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)、不定愁訴も鍼灸で!2010年2月の症例

2014年4月21日

 自律神経失調症、不定愁訴も鍼灸で!2010年2月の症例
全身の倦怠感で、数年前から体がだるく、朝起きられない 日中眠い、肩凝り、便秘と下痢を繰り返す、生理不順などの症状で2010年2月に来られた41歳の女性です。
既往歴としては、右の卵巣嚢腫パニック障害があるとのことでした。
体としては、全体的に皮膚が冷たく、足が冷えていました。脉診、腹診で、下半身が冷え、上半身に熱が上がっている隠居内熱の状態を認められました。
そのほかの症状として、胃がつかえる/咳が多い/胸苦しい/動悸/頻尿/腰痛/落着かないなど、不定愁訴であり、自立神経失調症と判断しました。
1回目は右肝・脾相剋調整で行い、背中、足裏に温灸。
翌日来られた時に夜は良く眠れたが、治療後後ろ頭が重くなるといわれましたので、右脾・肝相剋に証を換えて行いました。
3回同じような治療を行ったところ、朝起きた時はやる気が出てきたとのことで、調子は上がってきましたが、夜よく眠れるときと朝まで眠れないときがある感じでした。
証は肝、腎などそのつど変わりましたが、2か月間は、週に2回程度の治療を続けてもらい、3か月目から週に1回の治療を続けてもらいました。
飛蚊症があるとのことで、治療をすると見え方が良くなり、耳鳴りの状態も普段は良い状態になってきました。
5か月間治療を続けてもらって、症状が安定してきましたので、治療終了としました。
このような患者さんは、症状そのものが多くて、「気の病」であると考えますが、同じような症状は長くは続かず、良い悪いを繰り返すことが多いようです。
鍼灸で、悪い期間を出来るだけ短くさせることが、全体的には楽になっているということにつながると思います。
 自律神経事例ページはいかをご参照ください。
自律神経失調症の症例/新潟県新潟市泉心道鍼院 https://www.toyo-hariin.com/zirei/case16.html
自律神経失調症と東洋はり/新潟県新潟市泉心道鍼院 https://www.toyo-hariin.com/study2/jiritu.html

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