現在のページ位置

新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

腰椎椎間関節症による右坐骨神経痛、2011年1月の症例

2015年9月8日

腰椎椎間関節症による右坐骨神経痛、2011年1月の症例

48歳の男性、工事現場で仕事をしていて、右の尻に痛みが出ている。腰痛があるとのことで来られました。
腹は、膨満ぎみ、脉状は、沈んでいて強い。
腰椎の変形。両ナソにキョロ所見あり。 肩凝り/右足の痛み/腰椎椎間関節症による腰痛症と診断しました。
治療は、肝虚脾実証で行い、申脈・後谿に奇経灸を行いました。2回目で、右尻の痛みが少なくなっていましたので、肺虚肝実証に証を換えて行ったところ、次に来られた時に、「治療後30分くらいから痛みが強く鳴った」と言われてしまいました。その後の予約のキャンセルで、「かえって悪く下かな」と思っていましたが、十日くらいたって来院があり、尻の痛みは楽になったとのことでした。念のため、もう一度こられ、軽く走っても傷みがないとのことで、完治としました。
このように治療が適切であったとしても、体の状態や症状によっては、痛みが増したように感じられることもあります。

坐骨神経痛, 腰椎椎間関節症, 鍼灸ブログ | コメント (0)

右坐骨神経痛、睡眠時間が上手にとれず!2010年11月の症例

2015年1月5日

右坐骨神経痛、睡眠時間が上手にとれず!2010年11月の症例

右尻の痛みと痺れで来られた51歳の女性です。

階段を上がるときに尻が痺れる、脉は浮いていて弱く、体の状態は

皮膚は滑らかで冷たい。 左のナソにキョロ所見。右骨盤下垂。 目覚めやすい/鼻水が出る/咳き込む/痰が切れにくい/寝汗をかく/手足の冷えなどがありました。

以上のことから腰椎間関節症による右坐骨神経痛と判断しました。

証は脾・肝相剋調整で行い、右申脈・後谿に奇経灸を加えました。

3回目の時に右尻の痺れが改善されてきましたが、朝起きた時に布団の上げ下げなどで右の腰の痛みが残っていましたので、証を肺虚にかえたり、適応側を左に替えたり、奇経灸を後谿・申脈に替えたりしながら治療を行いました。

全8回2か月で尻の症状が亡くなりましたので、完治としました。

不眠・睡眠障害, 坐骨神経痛, 鍼灸ブログ | コメント (0)

右変形性膝関節症、左坐骨神経痛も8回程度で軽減へ!2010年7月の症例

2014年8月22日

右変形性膝関節症、左坐骨神経痛も8回程度で軽減へ!2010年7月の症例

1か月ほど前から右ひざの内側が痛く、立っていると左尻も痛くなるとのことで来院された、66歳の女性です。

数年前に交通事故でムチウチがありました。

体の状態としては、右膝周囲の腫脹。 立ちくらみ/背中の痛み/右膝関節症/腰痛症がありました。脉は浮いていて弱く、腹部は脾の診どころが虚となっていました。証は脾虚証で腰に温灸、左臨泣・外関に奇経灸を行いました。

2回目は証は同じで、右臨泣・外関に奇経灸を換えました。

3回目で会談の上るときの痛みが少なく、腰痛も少なくなりました。

8回目の段階で、右膝の痛み、腰痛はほとんどなくなりましたので、治癒としましたが、本人がもう少し続けたいとのことで、月に2回程度の継続治療を行いました。

坐骨神経痛, 膝関節症, 鍼灸ブログ | コメント (0)

腰椎椎間関節賞による左坐骨神経痛、痛みが出なくなるのが、治療です!2010年4月の症例

2014年5月22日

腰椎椎間関節賞による左坐骨神経痛、痛みが出なくなるのが、治療です!2010年4月の症例

78歳の女性、1年ほど前から左股関節が痛く、昨日から左側の腰痛があるとのことで来院されました。

足先が冷たく、腰椎の前凸左腰部、臀部に圧痛がありました。脉は浮いていて、弱く、下腹部が弱い感じでした。そのほかの症状としては、目覚めやすい、頻尿、手足が冷たいなどありました。腰椎椎間関節賞による左坐骨神経痛と判断されました。

治療は脾虚肝実証で行い、腰部に温灸、円皮鍼、左申脈・後谿に奇経灸、同じような治療を3回行い、4回目の段階で腰痛が取れていましたので、治療終了としました。

左足の痛みも症状が完全になくなるまで、治療できればよかったと思います。

坐骨神経痛, 腰椎椎間関節症, 鍼灸ブログ | コメント (0)

脊椎管狭窄症による右坐骨神経痛(せきついかんきょうさくしょうによるみぎざこつしんけいつう)、ほっておいても治りません、何としてでも治したい!2010年3月の症例

2014年5月1日

脊椎管狭窄症による右坐骨神経痛(せきついかんきょうさくしょうによるみぎざこつしんけいつう)、ほっておいても治りません、何としてでも治したい!2010年3月の症例

8年前から脊椎管狭窄症で、腰痛、右腿に痛み痺れがあり、夜寝ていたり歩くとひどくなると言ってこられた61歳の男性です。
脇腹の痛み、肺の部分に触っても異常所見がありました。
体としては、皮膚は冷たく汗ばんでいる。腰部から仙骨部の周囲の筋緊張とこうけつ。下部腰椎の変形。
腹は上が硬く、脉は沈んでいて弱い。そのほかのしょうじょうとしては、目覚めやすい/喉の渇き/息切れ/手足の冷え/頻尿/足の痺れなどがありました。
脊椎管狭窄症による腰痛症と判断されました。
1回目は肺・肝相剋調整で行い、ムノ部を中心に鍼の後、腰に温灸、右申脈・後谿に奇経灸を行いました。
三日に一度の通院で続けてもらって、5回目ごろより腰部の痛み、足の痺れが少なくなってきました。
8回目ごろより夜の痛みが少なくなり、足も温まるとの自覚症状がありました。歩いても痛みが出なくなってきたり、痺れもそのつど状態が変わってきましたが、
10分くらい歩くとやはり痛みだすことが多い様子でした。23回目の段階で、30分くらい歩いても痛みが出てこなくなってきましたので、1週間に一度の通院に替えてもらいました。
途中7月ごろより、今度はじっとしているときのほうが腰痛や足のしびれなどが出てきて、動くと楽になるようになりました。
このころより証が脾虚証に代わり、11月ごろより肝虚証に代わってきました。
寒くなってくるとまた調子が悪くなって、歩いて痛み始める時間が10分程度になってきました。
2月いっぱい治療を続けてもらい、最初の段階より3分の2くらいは改善させられました。
感想としては、脊椎管狭窄症の特徴ともいえる、歩くと痛く、休み休み歩く間歇性歩行があり、調子が良いと30分以上続けて歩けるようですが、悪い時は10分くらいで痛み痺れだし、休まないと歩けない状態になってしまいます。
治療3か月くらいの段階で30分以上歩けるようになってきましたが、そこから完全に痛み痺れが取れるまでは、至らなかった症例でした。

 

慢性腰痛症の事例はこちら

坐骨神経痛, 脊椎幹狭窄症(せきついかんきょうさくしょう), 鍼灸ブログ | コメント (0)