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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

 腰椎椎間関節症による慢性腰痛症、慢性肩こり症!2009年11月の症例

2014年1月7日

 腰椎椎間関節症による慢性腰痛症、慢性肩こり症!2009年11月の症例

腰痛、慢性的な肩こりがあり、後頭部が突っ張るような症状があると言って来院された、28歳の医療従事者の女性です。
仕事柄歩くことも多く、最近特に尻の仙骨部に響く痛みがあるとのことでした。
体は冷たくつやがない感じ、腹部は、上腹部が冷たく、脉は、沈んでいて弱い。
左ナソ部に生ゴム様所見。下部腰椎の変形、後ろ頸筋が突っ張っていました。
手は仕事柄、消毒するので、すごく荒れていました。
肺・肝相剋調整で行い、 頸、腰に温灸、左臨泣・右外関に奇経灸を行いました。
11月に3回、12月に3回治療を行い、仙骨部に響くような痛みはなくなりましたので、改善と診て治療終了としました。
感想としては、医療従事者は肉体労働で、肩こり、腰痛は職業病といえます。20台、30代くらいまでは、それでもなんとか仕事を続けることは出来ますが、40代くらいになってくると、かなり切なく、仕事に支障をきたすくらいまで、悪化させることもあると思います。
若いうちから、メンテナンスもかねて、治療をすることが必要だと思います。

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  腰椎椎間関節症による腰痛・左坐骨神経痛の症例

2013年11月19日

  腰椎椎間関節症による腰痛・左坐骨神経痛
2009年4月に来院された女性の患者さん。当時、36歳。
左尻から腿の後ろ側外側に痛みがあって、来られた人で、数年前からときどき痛みが出ていたそうである。
そのほかの症状としては、頭痛・頭重・耳鳴り・肩こり・吐き気などがありました。
新しい症状として、左足の指の痙攣があるとのことでした。
体格はやや大柄で、右の頸脇にきょろきょろとした所見があり、左尻骨のわきにさらに強い生ゴム様所見がありました。
腹診では、下腹部が弱く、冷たい、左鼠蹊部にキョロ所見がありました。
脉診すると、沈んでいて、やや遅く、弱い脈を触れました。
それ以外では、手足に汗をかいていて、交感神経の緊張が高いと思われました。
もともと症状を持っていて、交感神経が高ぶっているような人は、この時期のように春になって暖かくなってくると、
病状も盛んになって強く出て、苦痛を感じるようになってきます。東洋医学では、陽気の乱れを起こしやすく、痛みもわりと移動しやすいことがあります。
1回目は腎虚脾の和法で行い、先ほどの所見のところに鍼をして、最後に腿の外側にある陽関、足首の外側にある申脈というつぼにお灸を行って終わりました。
2回目から4回目までは、証を一度変えて治療して、5回目に来られた時にはほとんど左足の痛みと足指の痙攣はなくなりました。それからは右腕をうしろに動かしたと君右肩関節に痛みがあるとのことでしたので、
治療を続けてもらい、手足の汗もかかなくなってきたところで、改善と診て、治療を終了としました。
感相としては、もう少し腿の痛みに対しては治療回数がかかると思っていましたが、4回、初診日から数えてやく十日の治療で、痛みが軽減したのは、
とても良い結果であったと思います。そして、この段階で終わりにしないで、さらに6回の治療で手足の汗が出なくなってきたところまで治療できたことは、患者さんの「もっとよくなりたい」という気持ちがあればこそだと思いました。

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