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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

過敏性腸症候群、自律神経失調症、調子が良いと満足できずに!2011年8月の症例

2015年10月30日

過敏性腸症候群、自律神経失調症、調子が良いと満足できずに!2011年8月の症例

38歳の女性、すっきりしない便通、不安感3年ほど前から軟便が続き、2ヶ月前から下痢が続いている。すっきりしない便通と胃痛があるとのことで来られました。
体の状態は、脉は沈んでいて遅く、弱い。皮膚は全体的に温かい。やや湿り気味。 すっきりしない便通/軟便/やや尿量が少ない/湿疹/胸苦しい、不安、眠れない、喉が痞える、こみ上げる感じ、鼻水、鼻つまり、眩暈・肩こり・腰痛・せなかのいたみなど多数ありました。過敏性腸症候群、自律神経失調症と診断しました。
治療は、腎虚脾実証で行い、内関と足三里にお灸を行いました。2回目に、便通は良くなり、胃の具合も少し良いとのことでしたが、腰痛が出たとのことで、証を肺虚に替えて治療し、陥谷・合谷の奇経灸を行いました。月に3から4回程度の治療を継続し、その都度その都度の症状で、証や治療なども変わりました。おおむね、肺虚、脾虚が多くなりました。初診時の主訴は改善されてきました。
開始8か月目からは、健康管理のため、月に2回ずつ、現在も治療を続けています。

胃腸障害, 自律神経失調症, 過敏性腸症候群, 鍼灸ブログ | コメント (0)

自律神経失調症、眩暈、吐き気、頭痛、軟便など、主訴だけではなく続けて治療を!2011年7月の症例

2015年10月20日

自律神経失調症、眩暈、吐き気、頭痛、軟便など、主訴だけではなく続けて治療を!2011年7月の症例

38歳の男性、眩暈がひどく、数年前から目眩があり回る感じと揺れる感じがある。動悸/吐気/頭痛なども出る。1日2回程度はあるとのことでした。
体の状態は、脉は、沈んでいて弱い。体全体がぶよぶよしていて冷たく汗ばんでいる。両手の平のゴワゴワした湿疹。 目眩/立ちくらみ/汗を書きやすい/喉が渇く発作時の動悸/息切れ/胸苦しい/軟便、自立神経失調症と診断しました。
治療は、腎虚脾実証で行い、照海・列欠の奇経灸を行いました。4回目ころより目眩が治まり始め、翌月には薬を飲まなくても過ごせるようになりました。眩暈、吐き気などはある程度治まっていましたが、完治とまではいかず、9回で治療終了となってしまい、残念でした。
症状が治まっているときこそ、鍼を続けて、症状が出てこなくすることが、鍼治療の本当の目標です。

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肥厚爪(ひこうそう)、自律神経症状で、体調悪く、心も乱れて!2011年5月の症例

2015年10月10日

肥厚爪(ひこうそう)、自律神経症状で、体調悪く、心も乱れて!2011年5月の症例

30歳の女性、両足の親指の爪が半分生えない。で、10年前から足親指の爪が生えなくなり、厚くなる。しかし、最近は上のほうの爪がはがれやすくなってきたとのことで来られました。
体の状態は、脉は浮いていて速く強い。生え際はピンク色のものが生えているが、前に伸びない。付け爪をしている。靴で圧迫されると痛むときがある。 足の冷え/便秘と下痢を繰り返す/喉の渇き/偏頭痛/上せ 。 肥厚爪(ひこうそう)と診断しました。
治療は、腎虚証が多く、詰めの生え際に温灸、自宅施灸を支持しました。いらいらすることや過食があるとのことで、それを治めることが大切であると、治療を続けました。爪に関しては、生えてきてもはがれていくので、それを後退させなければ、良くなるものと思われました。
開始2か月後、爪の検診に行くと、下側から新しい爪が生えてきていると診断されました。
症状としては、不安になったり動機がしたり、眩暈があったり、眠れなくなったり、吐き気があったり、喉が渇いたりと、自律神経の乱れが多く、そのつど証を換えたり、奇経灸を換えたりして治療を行いました。治療をすると症状は治まりますが、次は違う症状が出て、なかなか安定しませんでした。
爪の状態も、体調が悪くなると欠けはじめるという状態でした。
訳、2年間83回治療を行いました。

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自律神経失調症、眩暈、吐き気の心配も、治療でなくなり!2011年4月の症例

2015年9月24日

自律神経失調症、眩暈、吐き気の心配も、治療でなくなり!2011年4月の症例

51歳男性、目眩/吐気で、小学生のころより吐気と目眩がある。一時期は治まるが、1ヶ月に5回程度は強い発作が起きる。
体の状態は、下腹部が弱く、脉状は沈んでいて速く、弱い。上半身が熱い。手足の汗。皮膚は全体的になめらか。 目眩/吐気/寝付きが悪い/便秘と下痢を繰り返す/やや頻尿/耳鳴/自立神経失調症と診断しました。
治療は、上せの症状を抑えることが大切で、上せなくなれば、諸症状は改善されると思われました。証は肝虚で行い、公孫、内関の奇経灸を用いました。吐き気、眩暈などは、4回目あたりから治まってきました。運転中、不安になったり、また具合が悪くなったらどうしようという不安感があるとのことで、手の外関、や内関、足の三里などに適宜治療を行いました。治療3か月ごろから眠れるようにもなり、吐き気、眩暈という症状はほとんどなくなりました。出張に行くのが不安でしたが、実際に行ってこられても症状を出すということはありませんでしたので、15回で治療を終了としました。

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手足のしびれ、眩暈、頭痛、動機、眠れない、吐き気、鼻つまり、倦怠感など、不定愁訴、2011年3月の症例

2015年9月19日

手足のしびれ、眩暈、頭痛、動機、眠れない、吐き気、鼻つまり、倦怠感など、不定愁訴、2011年3月の症例

45歳の女性、肩から腕にかけての痛みと振るえで、左腕が握りにくく水の膜が張っているような感じ。常時目眩がある。足が痙攣するとのことでした。
体の状態は、腹部は上腹部が弱く、脉状は沈んでいて弱い。両腕に震顫あり。皮膚は滑らか、温かい。 両ナソにキョロ所見。 肩の痛み/腕の痺れと握力減退/目眩/便秘/動機/息切れ/頻尿/足の冷え/眠りが浅い/不定愁訴と診断しました。
手足のしびれは、子供の時からあり、徐々にひどくなってきたとのことでした。
治療としては、不定愁訴でしたが、手足のしびれ、眩暈、頭痛、動機などを、出来るだけ軽減させるように行いました。月に2回ずつの治療を行い、いろいろな証で行いました。頭痛薬を服用することが多く、それを出来るだけ飲まなくさせることが大切であると思っていましたし、患者さんにもアドバイスを行いました。具合が悪い時は、1週間に一度の通院で行いました。3年2か月、144回治療を行いました。

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