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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

  水分代謝 気になる体重 食べ過ぎなどは 要注意!2009年10月の症例

2013年12月19日

  水分代謝 気になる体重 食べ過ぎなどは 要注意!2009年10月の症例

手足の冷え、腹部が張っていて水がたまっているような感じ、肩こり・生理痛・生理不順・夢を多く見る・ 食べ過ぎ、尿量が少ないなどの症状で来られた25歳の女性です。
体は冷え気味、緩んでいて、手足に汗をかいている、腹は、膨満ぎみ、下腹部が弱い、脉は、浮いていて、やや早く、弱い。
水分代謝が悪くなっている状態で、内熱になっていることが原因で、食べ過ぎや尿量現象が起こっているものと考えられます。
治療は腎虚脾実証で行い、左右の大鐘穴に温灸、同じような治療を1週間に一度の間隔で続けてもらい、
3回目に来られた時には、尿は普通に戻っていて、腹部や腰の重いような感じはなくなっていきました。2回目の治療から照海、列欠の奇経灸を加えました。
4回目の段階で、食欲交信、腰痛は治まりました。
しかし、生理が遅れたり、喉の痛みが出たり、左膝裏に痛みがあるなどしましたので、継続してもらいました。
証は肝・肺・腎・脾などその都度換えて治療をしましたが、生理不順は改善させられませんでした。
乾燥としては、主訴の尿量や食べ過ぎ、足の浮腫みなどに関しては、わりと早い段階で良い方向になりましたが、鍼の証が違ったのか、喉が詰まったり、生理が無くなったりなどの症状が出てきました。

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右指の痺れ 抜け毛予防に鍼治療!2009年10月の症例

2013年12月18日

頸腕の痛みの事例はこちら右指の痺れ 抜け毛予防に鍼治療!2009年10月の症例

1月ごろより右親指と人差し指が痺れ、病院で治療を受けるが、なかなか取れないということで、来られた48歳の男性です。
病院では頸椎椎間板ヘルニアの疑いありと言われていました。
頸を動かしてもらい、ジャクソンテスト、スパーリングテストなど行ってみましたが、陰性と考えられます。
からだはやや冷たく、腹はやや硬めで冷たい、脉は、浮いていて、やや遅く、弱い。
右頸(ナソ部)にキョロ所見、かたこり、背中が突っ張っていて、手足が冷たい感じでした。
治療は脾虚肝実証で行い、頸と右陽谿穴に温灸を行いました。
1週間に一度の間隔で通ってもらい、3回目で右指の痺れが薄らいできました。右人差し指の痺れが残っているようでしたので、右人差し指に直接温灸を加えて治療しました。
7回目の段階でほぼ指の痺れはなくなってきました。その後は予防のためと、毛髪が抜けやすくなっているとのことで、継続して治療を行いました。
今年、3年ぶりに来院され、マラソンをされていて左かかとを痛めたとのことで、先月まで治療を続けていただきました。
乾燥としては、指の痺れは痛みより奥のほうが障害され、治りにくいものですが、電気治療などしていてもなかなか治ってこられないような人は、ぜひ鍼をしてください。10回くらい通ってもらえればよくなってくると思います。10回を多く考えるか、10回くらいで治るのならお金がかかっても良いと考えるかは、あなた次第です。

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  腰痛・生理痛予防 2009年9月の症例

2013年12月13日

  腰痛・生理痛予防 2009年9月の症例

28歳の女性、1週間ほど前から、前かがみになると腰が痛く尻のあたりが冷たい、足腰が冷える感じで、生理痛がひどい、肩こり、眠れないなどの症状がありました。
腹部は全体的に冷たく、脉は、沈んでいて、遅く、弱い。皮膚は冷たくやや緩みがち、腰椎の前凸がありました。
治療は脾・肝相剋調整で行い、腰に温灸、三日後に来られた時はまだ前かがみの腰痛が残っていた。
同じ治療を3回続けて行い、4回で腰痛はほぼ改善した。ちょうど生理中であったので、三陰交に温灸を加えた。
その後生理痛予防のため、来院されました。

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  慢性 頸・肩こり・慢性腰痛 眠りも深く、疲労しにくく! 2009年9月の症例

2013年12月13日

  慢性 頸・肩こり・慢性腰痛 眠りも深く、疲労しにくく! 2009年9月の症例

62歳の女性、肩こり、頸の痛み、腰痛、眩暈、耳鳴りなどの症状で来られました。
何年も慢性的な頸の痛み、肩こりで、以前は鬱的にもなったとのことです。
臍周りが冷たく、脉は、沈んでいて、遅く、弱い。体は、後頚部から肩にかけて突っ張っている。第5腰椎の前突。 眠れない/頭が重い/喉が渇く/頻尿、既往として、気管支喘息がありました。
治療は脾・肝相剋調整で行い、肩、腰に温灸、2回おなじような治療を行ったところ、眼圧が上がって、耳鳴りが強くなってきましたので、肝虚本証に替えて治療。
2回で眼圧は治まってきました。眠れるようになってきて、後谿・申脈の奇経灸を加え、
6回目に来られたころから頸、肩、腰の痛みは楽になり、眠りも深くなったり、疲れにくくなったとのことでした。
しかし、喉が渇く感じや耳鳴りはなかなかよくなりませんでした。遠方のため、冬になって、雪が降ると車の運転が不安とのことで、治療が中断となりました。
感相としては、慢性肩こり、腰痛、睡眠、頭痛など、症状が取れて改善できたことは良かったです。
春くらいまで治療が出来たら、耳鳴りもかなり改善させられたのではないかと思われました。

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  自律神経の乱れ 精神的な排尿障害 2009年9月の症例

2013年12月9日

  自律神経の乱れ 精神的な排尿障害 2009年9月の症例

小学3年生の女の子、残尿感があり、最近おしっこが気にかかり、我慢していたり、一度トイレに入るとトイレから出てこれないということで来られました。
体は手足に汗をかいていて、人見知りするような感じ。あまり他人と話すことが好きでない様子でした。体は冷たく、下腹部歯硬く冷たい、脉は沈んでいて弱い。
交感神経緊張状態が長く続いている状態と考えられます。
この緊張状態にある体をリラックスさせられれば、排尿障害は治るものと考え、治療を行いました。
初めは1時間に何度もトイレに入ったり出たりを繰り返す状態でした。
肺本証で行い、腹部の中極穴に温灸銀粒添付をしました。
同じような治療を3回繰り返して行い、1時間に1度くらいの回数になりました。
さらに、4回続けて行い、手足の汗、トイレに行きたいという気持ちが少なくなってきました。
1週間後に来られた時は2時間に位階、次の週は3時間に1回とトイレの回数が少なくなっていきました。
2か月半11回治療をしていただき、手の汗、尿の回数も正常となりましたので、改善として治療終了としました。
感相としては、この患者さんは夜尿ではありませんでしたが、精神的な緊張が排尿障害を引き起こしているもので、いわゆる「あがりしょう」ということになります。
病的というところまではなっていませんので、治療をすることで、正常な状態に速く戻ってくれたものと考えられます。

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