現在のページ位置

新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

不眠の症例

2018年10月4日

不眠の症例

2月ごろより喉が痞える感じで漢方薬を飲んでいた。2週間ほど前から悪くなって眠れない、不安、動機など、眠れなくなってこられた43歳の女性です。
来院時の状態は、腹部は、小腹肝腎虚脈は沈んでいて弱い。
肝腎虚脾実、
大腸あり。
症状としては、のどがが痞える、不眠、不安、日中眠い、足が上がらない、貧血、軟便、食欲不振など、皮膚はなめらか暖かい、足先の冷え。肩、頸が突っ張る感じ。 (自律神経賞)と診断しました。
証は右肝虚脾実証でおこない、
眠れないことが主袖したので、腎の経絡へのアプローチで、湧泉大鐘に温灸を行いました。
四日後2回目もほぼ同様なちりょうを行いました。
治療四日後3回目は、証を肺虚肝実証に換えて行なったところ、次の段階で肩こり、睡眠はよくなってきましたが、下痢気味、喉と口の渇きが強くなっていましたので、証を腎虚症に換えて行いました。
5回目の段階で下痢はまだ続いていましたが、睡眠の状態、食欲、肩こり、喉の渇きなどほぼ正常になってきました。
経過観察として、2週間あとの治療を数回続け、自律神経症状はほぼ改善されました。

不眠・睡眠障害, 鍼灸ブログ | コメント (0)