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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ

  低血圧、生理痛、頭痛、体の冷えを伴う慢性肩こり症!2009年11月の症例

2014年1月27日

  低血圧、生理痛、頭痛、体の冷えを伴う慢性肩こり症!2009年11月の症例
 花を育てる仕事で、水を多く使い、足元から冷える環境で、冷えを伴う肩こり、頭痛、生理痛、低血圧などがあり、
急激に首が痛くなって回すことが出来ないと言ってこられた、39歳の女性です。
手足が冷たく、皮膚はややざらつき、頸から肩にかけて慢性的なコリがあり、腹部は、ざらつき上腹部が弱い、脉は沈んでいて遅く、弱い。
血圧が上が80と大変低く体の冷えをなんとか改善させ、血流をよくすることで、慢性的な肩こりや生理痛を治すことができると思いました。
肺・肝相剋調整で行い、2回目には、後谿、申脈の奇経灸を加えました。
3週間6回治療をしてもらいましたが、なかなか頭痛はなくなってきませんでした。仕事が忙しくて、治療間隔が2週間くらい空くようになりましたが、
年明けからは本人も薬を出来るだけ飲まないように心掛けてもらったところ、頭痛はかなり回数が少なくなり、肩こりも緩んできましたので、治療終了となりました。
感想としては、どうしても仕事が優先となり、治療間隔があいたりして、効果を上げにくいものですが、頻繁に頼っていた薬をやめることで、頭痛自体が少なくなり、
鍼の持続効果も高まるものだと思います。本人の都合でありますので、2週間に一度くらいの治療でも致し方ないと思いますが、もう少し継続していただければ、生理痛や低血圧も正常にできたのではないかと思いました。
生理不順、生理痛の事例は以下をご参照ください。生理不順 https://www.toyo-hariin.com/zirei/case13.html

生理痛・生理不順・婦人科疾患, 肩こり・ドライアイ・目の疲れ, 鍼灸ブログ | コメント (0)

  スポーツ障害による急性腰痛症!2009年11月の症例

2014年1月24日

  スポーツ障害による急性腰痛症!2009年11月の症例
バスケットをやっている17歳の女性、腰を痛め来られた、2009年11月の患者さんです。
座っていて立ち上がるなどの動作が困難である。頭が重く、肩こり、咳が多く出るなどの症状があり、
皮膚はややざらつき、腰部にキョロ所見がありました。腹部は全体的に硬く上腹部が弱い、脉は、沈んでいて、弱い。
治療は右肺・肝相剋調整で行い、背中、腰に刺鍼、右申脈・後谿に奇経灸を行いました。
2回目の時はまだ腰痛があり、3回目の時も腰痛が取れていませんでしたので、適応側(先に鍼をする側)を左に替えて行ったところ、
4回目で腰部の強い痛みは楽になり、5回目で腰痛が焼失しましたので、改善と診て治療終了となりました。
感想としては、悪いほうが適応側になるわけではなく、どちらを先にするかで、我々治療かは悩むところですが、3回目で換えてうまくいった症例でした。
スポーツ障害の事例は以下をご参照ください。
スポーツ障害 https://www.toyo-hariin.com/zirei/case12.html

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 腰椎椎間板ヘルニアによる慢性腰痛症、徹底的に治療をすれば、改善へ!2009年11月の症例

2014年1月23日

 腰椎椎間板ヘルニアによる慢性腰痛症、徹底的に治療をすれば、改善へ!2009年11月の症例

10年前に腰椎椎間板ヘルニアと診断され、腰痛で、右ふくらはぎが痙攣をおこす、前かがみで腰痛が強い、目覚めやすい、喉が渇く、頻尿、手足が冷たい、軟便、腹痛などがあるとのことで、
2009年11月に来られた64歳の女性です。既往としては、子宮筋腫、卵巣嚢腫がありました。
皮膚は冷たく、ムノ部にキョロ所見、腰椎下部の変形がありました。
脉は、沈んでいて、弱い、腹部は冷たく、下腹部が弱い。
治療は脾・肝相剋調整で行い、右申脈・後谿に奇経灸を行いました。2回目も同じような治療をおこなったところ、3回目に来られた時に、治療後ふらふらするような感じがあったとのことで、肝虚証に証を換えてしばらく治療を行いました。
週に2回の通院でしばらく通院してもらい、7回目のころより足のつる感じが少なくなり、10回目ころより腰痛は少なくなりました。
それからは、証は肺・脾・肝など適宜変えて行いました。腹痛は、来られた時の状態で変わっています。
4か月34回治療を行った段階で、腰痛、足がつる感じなどは、かなり改善されてきました。2011年8月までは1週間に一度の治療で通院してもらい、それからは2週間に一度の割合で通院してもらって現在も継続中です。
感想としては、最初はベットに寝たり起き上がるなどがわりと大変そうであり、足がつるトイレに行きたくなるなどで、夜中3回から4回目覚めてしまい、寝た気がしないとのことでしたが、
最近は、痛みのために目覚めるなどはなくなってきたとのことです。慢性化している腰痛であっても徹底的に治療をすれば改善されてくるという良い症例です。
慢性腰痛症 https://www.toyo-hariin.com/zirei/case8.html

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 咳・便通時の出血・鼻血、皮膚の湿疹など、小さいころから治療をすれば、体質が変わります!2009年11月の症例

2014年1月21日

 咳・便通時の出血・鼻血、皮膚の湿疹など、小さいころから治療をすれば、体質が変わります!2009年11月の症例
  咳、咳払い、最近喉が痞え、胸、背中、肘、膝裏などの湿疹、ダニ・ハウスダストなどのアレルギーがあってこられた、小学1年生の男性です。
食べる、牛乳をおおくのむなどの嗜好がありました。
皮膚はかさつき、やや冷たい、腹部は臍周りが硬く冷たい、脉は、浮いていて弱い。
そのほか、便通時の出血、鼻をほじる、鼻血などがありました。
治療は、脾・肝相剋で、?鍼、延伸を用いて行い、左右曲池に温灸を行いました。
1週間に2回の通院をしてもらい、甘いものを控えてもらいました。
証は、肺、脾、肝、腎など適宜変えて行いました。鼻血や便通時の出血があるときは、孔最にお灸を行いました。
鼻血や便通時の出血は、治療3か月くらいの段階で治まってきました。痒みは良くなったり、やや広がったりしましたが、顔のあたりが一番取れにくい状態でした。
4か月まで週に2回の通院を続けてもらい、5か月目から週に一度の通院に替えてもらいました。春になってくると、湿疹はだいぶなくなり、皮膚はきれいになりましたが、夜になるとかゆくなってかいているとのことでした。
夏になるとまた便通時の出血が出てきました。顔のかさつき、膝裏の湿疹、咳、鼻水などは、そのつど症状が出たり、亡くなったりを繰り返しました。
2011年12月まで週に一度で治療を続けてもらい、翌年からは月に2回の治療を続けてもらいました。
ほとんど痒み、湿疹、便通時の出血、鼻血などはなくなってきましたので、改善として治療終了としました。
感想としては、アレルギー性の皮膚炎は、なかなかよくなったと思ったらまた出たり、直ぐ熱を出すなど、呼吸器系も弱いようで、治療をしていても良い状態が長続きしませんでしたが、
体質改善を、親御さんとしては、望まれていましたので、長く続けていただき、1年生から4年生までやく3年2か月治療することが出来ました。
悪くなると皮膚科や耳鼻科をよく受信していましたが、ほとんど行かなくてよくなってきたとのことで、鍼で体質改善が出来たものと考えます。

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 行きたい、でもいけない、子供の心配、あしたげんきに!2009年11月の症例

2014年1月16日

 行きたい、でもいけない、子供の心配、あしたげんきに!2009年11月の症例

夏休み前までは、普通に学校に行っていたのだが、2学期が始まったやさき、9月十日より、学校に行けなくなって、母親から離れられなくなる、くらくらする感じ、腹痛、吐き気、過食などの症状があって、11月に来院されました。
来られた時はなかなか車から降りられなくて、しぶしぶ治療室に入ってくるような感じでした。特に、ほんにんとしては、学校でなにかあったとか、いじめられているような感じはないとのことでしたが、
朝起きて学校に行こうとすると、腹痛と吐き気、頭がくらくらするような感じが出ていけなくなるとのことでした。
皮膚は冷たく腹部は下腹部がつやなく冷たい、脉は、浮いていて硬い。
治療は?鍼、円鍼を用いて、肝虚脾実証で行い、腹部に温灸を行いました。
学校にいけていないということで、時間はたくさんあるので、1日おきにしばらく治療をしてもらうことにしました。
2回目に来られた時は、治療後下痢になったといわれましたので、脾経の瀉法は行いませんでした。
本証は肝虚で、脾経はそのつど直接使ったり使わなかったりの治療で、背中に温灸、足裏におんきゅうなど適宜行いました。
9回目から本証を脾に替えて行いました。
治療3週間くらいから少し外へ出かけられるようになり、4週間ころより友達と遊べるようになる。腹痛や便秘、母親が家を留守にすると不安などの症状はありましたが、回数がかなり減ってきていました。証は肝・脾を中心に行いました。
治療5週間目から、放課後学校に行ってくるようになる。腹痛はかなり収まり、年末年始は調子が良くなってくる。1月の末ころには、1日学校に行ってこれる日が出てくるようになる。
2月からは、朝から学校へ行くようになる。症状はほとんどなくなってきて、治療40回目まで、1週間に2回の通院であったが、1週間に一度の通院に切り替える。
4月の新学期からは毎日朝から学校に行くようになったが、途中で具合の悪くなる時などは、無理しないで帰ってくるようにしてもらう。5月の連休までは、週に一度くらいしか学校を休むことはなかったが、連休明けに体調を崩したり、体育祭などの練習などがあったりで、心配が増幅してしまったのか徐々に休む回数が多くなってきた。
6月の臨海学校には出かけてこられたが、、それからまた学校にいけない日が多くなってしまう。しかし、学校はいけるときにはいってもらう感じで、続けてもらう。夏休みになって、習い事の新体操が嫌になってきて、休むことが多くなる。
2学期になってから、なかなか学校にいけず、学校の前まで行って戻ってくることもあるようになり、治療開始時の状態に戻ってしまった。
10月になってまた放課後だけ学校に行くようになる。咳をするようになり、それが1か月ほど取れなくなる。
証は肺本証に替えたり、背中などに銀粒を添付するなど行いました。
年が明けて3学期になってから、学校に行くようになってきました。
朝はなかなかいけないので、3時間目の授業からとか、2時間目の授業から行くようになる。
2月の第2週目より朝から学校へ行けるようになる。春休みを挟んで、新学期になってからも、毎日学校へ行けるようになる。
連休明けも、今年の臨海学校が終わってからも、学校に行けなくなるようなことは、全くなくなり、夏の陸上の大会のリレーの選手にも選ばれるほど、元気になってくれました。
鍼治療を始めて1年5か月で、投稿困難は、解消することが出来ました。
それからも、初めて2週間に一度くらいのペースで来院してもらい、次の年の夏まで治療を行いました。
感想としては、ご紹介があってこられたということもありますが、親御さんの熱意もあり、私の指示どおりに通院してくれました。最初の5週間くらいまでは、1日おき、40回までは、週に2回、それからは1週間に1回と、必ず開けることなく通院してくれました。
治療5か月で本人の意欲もあって、学校に行くようになりましたが、症状が治まっていても、精神的には、健康を取り戻せていなくて、体育祭や臨海学校などみんなで行う行事を無理して行った結果、
又登校困難になってしまいましたが、それでも全く学校に足を向けないということはなくなっていました。「行こう」という気持ちが、大切であると思いました。
最初の年もそうでしたが、わりと年末年始になると調子が良くなり、冬のほうが気持ちが落ち着いて、新学期で頑張ろうという気持ちになっていたように思います。
現代は大人ばかりでなく、子供もストレスにさらされていて、過度の緊張が心配、不安を引き起こし、そのことで、体調を崩して、「行きたいけど、いけない」という、困難な状態を引き起こしているものと考えられます。
体調を整え、症状がなくなってくれば、後は精神も付いてくるものです。

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