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新潟市の泉心道鍼院よりメッセージ
耳鳴の症例
2018年10月17日
耳鳴の症例
先週あたりから右の耳鳴があり、めまいがある。薬を服用して眩暈は収まってきた。とのことで来られた33歳の女性です。
状態は、右ナソを中心にキョロ所見。皮膚はなめらか暖かい。最近汗をかきやすくそのぶん体が冷えている。 肩こり、眠れない、耳鳴り、めまいなど (耳鳴り)
脈は沈んでいて弱く、証は脾虚肝実証と立てました。
三陰交と耳周囲に温灸を行いました。2回目から腎虚本証に換えて治療を行い、4回目で耳の詰まる感じは取れてきました。その後右乳腺炎で熱が出たりして耳鳴りがまた強く出るようになりました。
乳腺炎の治療としては、乳首周囲に温灸、右陥谷・合谷に奇経灸などを行いました。
4回程度続けると耳鳴も収まってきて良い状態になりますので、治療感覚を開けてもらい継続しました。1か月半くらい調子のよう状態が続き、耳鳴りがまた強まるような状態がしばらく続きました。
ですが、今年になってからはほとんど耳鳴の症状は出ていません。
更年期鬱症の症例
2018年10月15日
更年期鬱症の症例
旦那が癌の手術で心配があり、眠れない、体がだるい、やる気がない、不安、落ち着かないとのことで来られた48歳の女性です。
状態は、足先が冷たい、体は全体的に暖かい。 不安、眠れない、やる気がない、疲れやすいなど (更年期による鬱状態)
脈は沈んでいて弱く、脾虚肝実証の証を立てました。
不安、眠れないのが主訴でしたので、その改善と、更年期に伴ううつ症状に陥らないように治療をしました。
三日に一度の通院で、三焦経や胃経など適宜用い、証は腎虚や脾虚に換えながら続けた結果、12回
あたりから不安が少なく、眠れるようになってきました。15回で症状がなくなりましたので、終了としました。
更年期障害, 鍼灸ブログ, 鬱病(うつ病) | コメント (0)
スポーツ障害による左右膝内側の痛みの症例
2018年10月13日
スポーツ障害による左右膝内側の痛みの症例
短距離を走っていて、1年ほどまえから痛みがあり、ダッシュをすると痛みが出る。腰痛。とのことで来られた41歳の男性です。
状態は、皮膚はなめらか暖かい。半腱様筋、半膜様筋腱に圧痛。 (スポーツ障害による左右半腱様筋腱、半膜様筋腱炎)
脈は沈んでいて弱く、肺虚肝実証の証を立てました。
1週間に一度の通院で続けた結果、6回目あたりから3割程度の力で走れるようになり、10回目あたりからスタート時に痛みがあるが、走れるようになってきました。計12回で治療を終了としました。
緊張型頭痛の症例
2018年10月12日
緊張型頭痛の症例
3年位前から頭痛が出て、以後常に頭が重い感じ。上気がある。夕方頭痛、目の疲れ
とのことで来られた29歳の女性です。
状態は、皮膚はなめらか暖かい、後ろ頸が突っ張っている。頭が熱い。 (緊張型頭痛)
脈は沈んでいて弱く、脾虚肝実証の証を立てました。
頭痛を緩和させることと、のぼせを引き下げることを中心に治療を行いました。
湧泉に温灸、後谿・申脈の奇経灸、腰の痛みが出た時などは、申脈・後谿の奇経灸など適宜変えて行いました。
三日に一度の通院を続けてもらい、2か月目からは1週間に一度の通院で、継続しました。
治療開始、2か月半、14回目あたりから頭痛が気にならない日が出てくるようになり、経過観察を3か月続けました。生理時には頭痛がありましたが、それ以外は頭痛は収まりました。
胃腸障害の症例
2018年10月11日
胃腸障害の症例
3年前から食後特に持たれる。足の冷え。腰痛などがあってこられた、30歳の女性です。
状態は、背中から腰部にかけてキョロ所見あり。 食後胃の持たれ、ひどくなると吐き気がある。 (慢性胃腸障害)
脈は沈んでいて弱く、腎虚脾実証の証を立てました。
主訴の胃のもたれる感じを改善させるとともに、足の冷えが強くありましたので、それを中心に行いました。
1週間に一度の通院で、足の冷えや胃の状態の改善を図る目的で、足三里や胃兪、腹部に温灸など、適宜行いました。
治療開始2か月くらいから体調の不調を訴えなくなり、食後の吐き気などは全くなくなりました。
半年間17回治療を行い終了としました。